3)叩く、「シーッ!」「ダメ!」「コラ!」と感情で叱る
しつける気持ちがいくらあっても、感情だけでは子どもに伝わらないのが現実だそう。
「大きくなって言うことを聞かない子というのは、小さいころから親に感情で叱られ、条件反射的に言うことを聞いてきた子です。悪いことをしたら叩かれる、“ダメ!”“コラッ!”“いい加減にしなさい!”、うるさいと“シーッ!”。しかし、これは叩いたり、怒鳴ったりして親はその場をおさめているだけで、子どもも痛いから、怒鳴られるから従っているだけなんです。これは、子どもが本質を理解しているわけではありません。だからこそ、たとえ1歳の子であっても、してはいけない理由をきちんとそのとき、そのときに言って理解させなければ身につかないのです」
4)真剣に叱っていない
叱るときの真剣さは、子どもにしっかり伝わっているという。
「よく、お子さんを言葉では叱っていながらも、普通の顔で注意している親御さんを見かけます。叱るのならば、真剣に叱らなければ伝わりませんし、子どもも本気でないことを見抜き、何度も同じことを繰り返すでしょう。本当に改めさせたいことならば、親の真剣さは重要です」
