3)お買い物タイム
お金の概念は、机上で学んでもなかなか身につかないもの。お買い物で実践することが、もっとも効果的だという。
「一緒にお子さんと買い物に行った際、スーパーでまとまった合計金額を払うだけではなく、たまに商店街の小売店などに立ち寄って、お子さんに買い物をさせ、お店の人とのお金のやりとりを体験させましょう。また、自動販売機でお茶を買う時に、お子さんにお金を握らせて買わせたり、電車に乗る時も、SuicaのようなICカードをあえて使わず、お子さんに硬貨を投入口に入れる体験をさせるのもお金に触れるいい機会です」
スーパーでお買い物する際は、重さの勉強もできるという。
「お肉の重さが300gなど、そういったことを親子で話しながら買い物をするだけで、自然に重さの概念が身につきますね」
日々の生活のなかで意識するだけで、算数の土台はしっかりと身につくもの。こういった実体験があれば、複雑な文章問題に突入してもイメージできるので戸惑うことはありません。ぜひ、今日から実践してみてください!
(構成・文/横田裕美子)
