男の子だって犯罪被害に注意が必要!

男の子だって犯罪被害に注意が必要!

●「距離をとる」「断る」「逃げる」で身を守る

では実際に危険な状況に遭った場合はどうすればいいだろう? 登下校中や外で遊んでいるときなど、人に声をかけられたり、お願いごとをされたりしたら?

「まず大事なのは、相手がどのような人でも“距離をとる”こと。会話ができても“触られない”“掴まれない”程度に離れておくことが安全につながります。また、誘われたりお願いごとをされたりして『変だな?』と感じたときは、きっぱり断ることが大切です」

このとき、「知っている人」「知らない人」の区別はなくていいそう。顔見知りの大人でも、「ちょっと変だな?」と感じたら、「いやです」「大人に言ってください」「おうちのルールでできません」など、しっかり断れるように普段から親子で練習しておこう。

「それでも危険を感じたら、迷わずにその場から逃げること。助けてくれる人がいるところまでダッシュで走りきりましょう。防犯ブザーで大きな音を出し、相手が戸惑っている隙に逃げるのも手。不安を感じたらいつでも鳴らせるよう手が届くところに防犯ブザーは備えておきましょう」

危険を感じたら素早く対処することで、最悪の事態を防げる確率は上がる。性別に関わらず、子どもには安全を守るためのポイントをしっかり伝えておこう。
(阿部花恵+ノオト)

※1 セコム子どもの安全NEWS 参照
http://www.secom.co.jp/kodomo/news01.html

お話をお聞きした人

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武田信彦

1977年生まれ。安全のコツを伝えるプロジェクト「うさぎママのパトロール教室」主宰。安全インストラクターとして全国で講演やセミナー講師を多数務める。