●もし画像を送ってしまっても怒るのはNG
だが、もしもわが子が裸などの性的な画像をSNSで送ってしまったとしても、「親は怒らないでほしい」と渡辺さんは語る。
「もしセクストーションの被害にあったとしたら、親が怒ったところで画像が戻ってくるわけではありません。子どもはとても傷ついているのに、最初の段階で責めてしまうと、それ以上何も話してくれなくなってしまいます」
親としては、「エッチな画像を撮るなんて!」とショックを受けるだろうが、最近の子どもたちは、赤ちゃんの頃からデジカメやスマホなどで簡単に写真を撮る風潮があり、その延長で、気軽に服を脱いだ写真を撮ってしまうこともあり得るという。怒りたくなっても、そこはぐっと我慢。親は、セクストーションの被害に一緒に向き合うべきなのだ。そして必要であれば、警察や民間団体などの相談機関に被害を訴えよう。三鷹市の女子高生のような悲劇が2度と起きないように…。
(取材・文/谷亜ヒロコ)
