●不倫を実際に見聞きしてしまったら?
自身が当事者ではないのに、ママ友からコーチとの不倫を打ち明けられた場合はどう対応するのがベストなのか。
「もしもアリバイ作りや、不倫のために子どもを預かってほしいと頼まれた場合、『協力はできない』ときっぱり断る勇気を持ちましょう。共犯関係になってしまうと、もしも不倫が公になったときに子どもがいじめに巻き込まれる可能性もあります。『NO』といえる人になってください」
例えば、「夫がダメだといっている」などでもよい。毅然とした態度で接することが大切だ。
そしてママ友などに不倫を打ち明けられても、否定したり、たしなめたりする必要もない。余計なことはいわずに、そっと距離を置くのがベスト。ヘタに首を突っ込むと、巻き込まれてしまうため、自分の胸にしまっておくほうが無難だ。
まれにだが、子どもが大人の話を聞きかじって親にたずねてくるケースも考えられる。
「もしも子どもが『コーチと○○ちゃんのママは付き合ってるの?』と聞いてきたら、好奇心に負けそうになっても深く掘り下げず、『へえ、そうなの?』などと興味なさそうに流してあげれば、そのうち忘れてしまうと思いますよ」
このスポーツ活動での不倫は、夫婦だけではなく、子どもの人生も狂わせるハイリスクな行為。一時の感情で突っ走る前に、立ち止まって結末を考えてみる必要があるだろう。
(北東由宇+ノオト)
