●生理前後の症状やトラブルは、ストレスに原因がある!?
30代後半になると、生理前後の症状やトラブル(頭痛や腰痛、腹痛、身体のむくみや、情緒不安定など)、いわゆるPMS(月経前症候群)に代表される不調が増えるという話を聞きます。これはやはり歳のせいなのでしょうか。
「歳のせいと言うよりは、環境のせいと言うほうが大きいと思います。PMSはストレスにより症状が強くなると言われますが、30代後半のママは、子育てに、仕事にと多忙でいることが多い。そして、気付かないうちにストレスや疲れを溜めたままにしている方も多いのではないでしょうか」(疋田先生、以下同)
●ストレスや疲れが生理不順を招くことも
同様に、ストレスや自律神経の乱れが生理不順という形で現れることもあると疋田先生は言います。
「排卵を促すホルモンを司る脳下垂体という部位は、自律神経やストレスを感知する視床下部という部位と大脳内で近接しています。ストレスがあったり、疲れで自律神経が乱れると、近くにある脳下垂体から出るホルモンのバランスも崩れ、その結果、生理のサイクルが乱れたり、生理がダラダラと続くなどの生理不順を起こすようになるんです」

