特にブーツのムレなどは気になるもの。足のニオイ対策について、体臭・多汗専門「五味クリニック」の五味常明院長はこう説明する。
●足に汗をかきやすい人の特徴とは
「足のニオイの原因のひとつは、皮膚の上でできるニオイ。雑菌が足の角質を餌にして繁殖し、さらに足の湿度、ムレ、汗によってニオイが強まります」(五味先生 以下同)
ちなみに、足の汗をかきやすい人は、「緊張性発汗」あるいは「精神性発汗」といって、真面目な人、完璧主義な人、優しい人などに多いそう。
そのため、足の汗を気にし始めると、ますます気になって汗をかいてしまう傾向があるという。
「足の臭い人は、心が優しい人。汗をかいても気にしない、ある程度の開き直りは必要ですよ」
とは言っても、やっぱりニオイは気になる…。そこで、すぐにできる対処法として五味先生が勧める方法は、以下の通り。
●すぐにできる足のニオイ対策
1、 軽石やへちまなどで、足の裏の角質を軽くとること。ただし、強くこすってしまうのは逆効果。
2、 足を木酢液、お酢などで洗うこと。酢には殺菌効果があるため。
3、 ブーツは、サイズの合ったものを選ぶこと。緊張性の汗は、サイズが合わないことで出る場合もあるため、いちばん緊張せずにはける、足に合ったものを選べば、ムレやすいブーツも少し快適に。
4、 靴は3足をローテーションで履くようにする。
5、 靴を陰干しし、冬はホッカイロを入れ、夏は保冷剤や乾燥剤を入れ、乾燥させることで、雑菌を繁殖させないこと。
6、 金属の消臭、殺菌機能を利用し、10円玉をよく洗い、2個ぐらい靴の先に入れておく。そのまま靴をはいても良い。
7、 靴下は、化学繊維より綿、さらにウールがいちばん吸湿性も蒸発性もよく、おすすめ。

