●疲れやむくみ、緊張、肝機能の低下が原因にも
「ちなみに、足のニオイの原因には、『疲労臭』もあります。血液中のアンモニアなどの成分は、身体の下のほう、つまり、足にたまりやすく、むくみやすい人は特にニオイがたまってしまう傾向があるのです」
そのため、足のむくみ予防も、足のニオイを改善するのに効果があるそう。例えば、お風呂の中で足のリンパマッサージをすることなどがおすすめという。
「また、アンモニアは肝臓が無毒化しているのですが、肝機能が低下してしまうと、無毒化が十分に行われなくなり、足のニオイが強くなってしまうこともあります」
そのため、飲み会などが多いときには、肝機能を低下させないよう、「オルニチン」(しじみの味噌汁など)などを摂取すること。刺激臭のもとになる「乳酸」を体内で作らないために、「クエン酸」を飲むなどがおすすめという。
ブーツでムレるだけでなく、疲れや、緊張などによっても悪化してしまう足のニオイ。足や靴のケアだけでなく、ストレスをためないことや肝機能にも注意したいものだ。
(取材・文:田幸和歌子 編集:ノオト)
書籍紹介:「気になる 口臭・体臭・加齢臭」(旬報社)
