●小学校の英語教育義務化は賛成も、授業内容に不安
さらに2020年から始まる小学校の英語義務教育化についての率直な感想を尋ねた。
「良いことだと思う。教室に通わなくても学校の授業で同等の教育ができたらとてもありがたいことだと思う」(30代前半)といった期待を持つ意見もあるが、かなり目立ったのは「英語の早期教育はいいと思うが、学校、教師によってレベルや内容に偏りが起こりそうで心配」(30代前半)、「良いと思う、ただ今までのような文法重視の英語教育はやめて欲しい」(30代前半)といった、早期英語教育は必要としながらも、教育内容に不安を覚える意見だった。
今回の調査結果で実感したのは、学校の英語教育に期待が持てない親がとにかく多いこと。だからこそ英会話スクールや家庭学習などの英語教育への関心も高く、高い実施率となっている。
そんな親たちの期待や子どもたちの努力が果たして、将来的な英語力向上に実を結ぶのか? できれば親子の想いや努力が、報われる結果となってほしい。
(取材・文:高山惠 編集:ノオト)
