どうしても甘いものがやめられないときの考え方
とはいえ「間食といえば、甘いもの」という意識のある人にとっては、上記の食品は「そんなのはおやつじゃない!」と物足りなく感じることも。やはり、一切食べてはいけないのでしょうか?
「まず『間食』というのは、1日の食事では摂りきれない栄養素を補うもの、と頭を切り替えましょう。すぐには無理でも『私が頑張っているダイエットを手助けしてくれるもの』と思えば、自然と体に必要なものを食べたくなるはずです。
とはいえ、甘いものを完全にやめるのは難しいのもわかります。その場合は、選び方を変えていきましょう。お菓子を買うときはパッケージにある『原材料』を見るようにします。そこで、先頭に書かれている材料がもっとも使用量の多いものなのですが、たとえばチョコレートの場合、多くが最初に『砂糖』と書かれています。これはチョコレートではなく、チョコレート味の砂糖を食べているのと同じこと。そう気づくうちに、せめて先頭にカカオの表記があるものを選ぶなど、おやつの選び方が変わってくるはずです」
よくある「おやつを食べすぎたから、夕飯は抜こう」という考え方は、どうなのでしょうか?
「まったくゼロにするのは、おすすめできません。それは一食抜いてしまうと、先ほどお伝えした1日に必要なたんぱく質量を確保しにくくなるからです。量を減らしてもいいけれど、せめてたんぱく質は補いたいところ。どうしても肉や魚では重い場合は、市販のプロテインドリンクを飲む方法もあります」
とはいえ、できるだけ食事を通して栄養を補いたいところ。家族でおやつを楽しむ時間も大切ですが、その頻度や選び方を工夫することで、健康にもダイエットにも効果的な食生活を送れるはず。ぜひ「間食の意識」を見直してみてください!
(取材・文:富永明子)
