【毎日買うのはNG】買い物の達人に聞く 時短な買い物タイミング

【毎日買うのはNG】買い物の達人に聞く 時短な買い物タイミング

ストックがあるのに買っちゃった!を防ぐ上手な方法は?

買い物上手になるために避けたいものといえば、ウッカリの二度買い。切らしていたと思って買ってきたら、おうちにまだストックが残っていた、というのは良くある話。無駄にはならないとしても、これによって発生する労力と手間は解消したいところ。

「たとえばシャンプーや洗剤などについては最後の在庫を使用し始めたら購入する様にしています。特売品だからと、まとめ買いをすると押し入れなどに仕舞い込んでしまいがちです。また不要であれば、どんなに特売品であっても購入しないようにしましょう」

例えば、洗濯洗剤やトイレットペーパーなど、良く利用する生活用品については、常に+1ストックを用意して2つにしておくなど、ルールを作ること。こうすることによって、何が切れそうで何が足りているのかを印象付けしやすくするというわけ。切らしてしまったから買いに行く、という状態を作ることが、そもそもこうした“買い被り”の発生原因となるんですね。

その他、株式会社Money&You代表取締役でマネーコンサルタントの頼藤太希さんは、「冷蔵庫・食材を管理するアプリを活用したり、買い物に行く前に必ずチェックしたりすることもポイント。少し値は張りますが、IoT冷蔵庫の活用を検討しても良いかもしれません。『不必要なものまで買ってしまう』場合、欲しいかどうかではなく、必要かどうかの視点を常に持つことが大切です」と話します。

調べてみると、最新のIoT冷蔵庫のなかには、外出先でスマートフォンから冷蔵庫に登録した買い物リストを確認する機能が搭載されているモデルもあるそう。買い方や買う場所の工夫以外にも、まだまだ買い物を時短するテクニックはありそうですね!
(文・団子坂ゆみ/考務店)

お話を伺った人

今関倫子さん

ファイナンシャルプランナー

講演・執筆、年間200件以上の個人マネー相談を通じて、女性のマネーをサポートする「伴走者」として活躍中。住宅ローン、家計管理、ネットスーパー活用術などに詳しい。FP Cafe登録パートナー

頼藤太希さん

株式会社Money&You代表取締役/マネーコンサルタント

慶應義塾大学経済学部卒業後、大手生命保険会社に入社。資産運用リスク管理業務に6年間従事し、2015年に退職し株式会社Money&Youを創業し、現職へ。マネーコンサルタントとして、資産運用・節税・仮想通貨などFintechに関するコラム執筆、書籍の執筆・監修、講演など日本人のマネーリテラシー向上に努めている。著書に『1000円から増やす積み立て投資術』『税金を減らしてお金持ちになるすごい!方法』など多数。