
iDeCoは自分のお金で自分年金を作る仕組み
iDeCoは毎月決まった(確定)お金を出して(拠出)積み立てていき、将来年金として受け取る仕組みです(一時金での受取も可)。確定拠出年金には「個人型」と「企業型」というものがあり、「企業型」は会社がお金を出して将来の年金を作ってくれる退職金制度のひとつを指しますが、このiDeCoはあくまで自分のお金で自分年金をつくる仕組みです。
まずは、申込からスタートまでの流れを見ていきましょう。
<iDeCoの申込からスタートまでの流れ>
1:金融機関を決めて、申込資料を受け取る(ネットまたは窓口)
2:毎月の掛金または、年間の掛け方スケジュールを決める
3:会社員の場合は、勤務先に書いてもらう書類があるため総務などに依頼
4:正式申込(金融機関によっては申込時に運用商品を決める場合もある)
5:運用商品と、どの商品に何%ずつ拠出するか配分を決める
6:掛金引き落としスタート
以上がスタートまでの流れとなります。そこでまずは、どこで加入するかというところから考えていきましょう。
iDeCoは銀行や証券会社、保険会社などで入れる
iDeCoに入れる金融機関のことを「運営管理機関」と呼びます。現在運営管理機関は、全国に211社(2018年2月14日現在)。その業態は証券会社だけではなく、銀行や信金、労金、生命保険会社、損害保険会社などと多岐にわたります。どこで入れるか知りたい方は、国民年金基金連合会のウェブサイト「iDeCoガイド」で「運営管理機関一覧」から検索できますよ。
ただし、運営管理機関によって、取り扱う商品数や手数料などが異なるので、申し込む前に各機関を比較することも重要なポイントです。
iDeCoを申し込む先は銀行や証券会社などの運営管理機関ですが、加入後は、連絡内容によって、自分が申し込んだ会社とは違うところからお知らせなどが来るため、どのような機関があるか知っておくとよいでしょう。

