固いスポンジはNG! 手間が増える間違った掃除法
では家庭で見られる、かえって手間を増やしているような間違ったトイレ掃除ってどんなことがある?
「便器に付着して固くなった尿石や黒い輪じみを落とすために、紙やすりや研磨剤の入った固いスポンジで強くこする方がいますが、これでは便器に傷ができて、そこに汚れが入りやすい状態になってしまいます。また水回りの水垢を落とすときなどに便利なメラミンスポンジですが、便座のプラスチック部分に使うと同じく傷ができて汚れやすくなる上、艶がなくなってしまうのでNGです」
ちなみに、最近ではそもそも汚れにくいトイレが登場しているのだとか。
「例えば、ふちの部分に折り返しがない形状の便器があります。便器のふち裏は尿の飛び散りが付着しやすく黒ずみができやすい場所ですが、ブラシが届きにくく掃除のしにくい場所でもあります。このタイプの便器を選ぶと、掃除は楽になりますね。また使用後に除菌水を流し便器が自ら洗浄するタイプも、トイレ掃除の手間を減らしてくれますよ」
掃除するスパンが空いてしまうと、汚れが落ちにくくなるトイレ。こまめにしていればわざわざ掃除の時間を設けずに済みそうだ。自分がトイレを使ったときにサッと掃除して終わらせてしまおう!
(取材・文:石水典子 編集:南澤悠佳/ノオト)
