「精製オリーブオイル」の種類と特徴
最後は、「精製オリーブオイル」。こちらは、普段の生活ではあまりなじみのないオイルで、そのまま使うことはほとんどありません。化学的に作り出すオリーブオイルのことを言います。
【精製オリーブオイル】
(1)精製オリーブオイル
「ランパンテバージンオリーブオイル」を精製して作り出したオイル。香りや色を化学的に整え、酸度0.3以下にしたもの。
(2)精製オリーブポマースオイル
「精製オリーブオイル」を作るときに出た「ランパンテバージンオリーブオイル」の絞りカスと有機溶剤を使って抽出したオイル。酸度は0.3以下。
名前や特徴が似ているものが多く、わかりづらいかもしれませんが、最終的に上記8種類に分けることができるんです。
そのなかで、日本で広く出回っているのは、「エクストラバージンオリーブオイル」と「ピュアオリーブオイル」、「オリーブポマースオイル」の3つ。こうしてそれぞれの製法や特徴を見ていくと、なぜ「エクストラバージンがいい!」と言われるのかがよくわかりますね。
普段使うものだけど、意外とよく知らないことはたくさんあるはず。まずは、「興味をもつこと」が大切なのかもしれません。
(文・三軒茶屋すみ子/考務店)
