名刺をデジタル化する

そもそも名刺管理をするためには、相手からもらった名刺を名刺ホルダーやボックスに「五十音順」や「時系列順」に並べて保管するのが一般的でしょう。しかし名刺はどんどん溜まり、いつかは名刺ホルダーがいっぱいになってしまいます。
そういった状況になることを防ぐために、1年に1度など、定期的に名刺を処分することも大切です。でも、処分したあとに名刺が必要になる可能性もあるため、データは残しておいたほうが無難。そこで便利なのが名刺をデジタル化して保存と管理ができる名刺管理アプリなのです。
色々試してみた結果…
App StoreやGoogle Playで「名刺管理」と検索すると、数えきれないほどのアプリがヒットし、“世界中でもっとも利用者数が多い”や“国内でトップシェアのスキャナと連動”など、いろんな謳い文句を掲げてサービスを提供しており、正直どれを使えばいいのかわからない…。
メジャーな名刺管理アプリは、名刺をスマートフォンのカメラで撮影し、アプリが名刺の内容を解読し、会社名や名前、電話番号をテキストとしてデジタル保存をしてくれます。さらにアプリによっては、保存した名刺を同僚とシェアできたり、相手からの電話着信時に名前を表示させたり、アプリ内でメッセージの送受信をしたりすることも可能。とはいえ、“名刺管理”という基本的な機能には、あまり大差がありません。
そこで今回は、名刺管理アプリのなかでは比較的メジャーであろう3種類をピックアップし、実際にスマートフォンのカメラで名刺を撮影、テキストの解読精度をチェックしました。
ちなみに撮影に使用した筆者の名刺は、漢数字や縦書きのアルファベットを使っていて、一般的な名刺よりも解読は難しそうな予感…。
まずはA社のアプリで撮影したところ、メールアドレスに含まれる数字のゼロがアルファベットの「o」と認識されたり、漢数字のファクス番号はハチャメチャな数字に変換されたりして、まったく使いものになりませんでした。
次に試したB社のアプリはA社よりも精度が高く、メールアドレスやファクス番号は正しい情報が入力されています。しかし、郵便番号がうまく認識されない結果に…。
