家族の安否確認は「災害用伝言板」で!

先述のように、災害発生時には電話がつながりにくくなる場合があります。そこで問題になるのが、家族などへの安否確認です。
このような場合に備え、NTTドコモでは「災害用伝言板」というサービスを提供しています。これはスマホの「災害用キット」アプリ、またはドコモケータイの「あんしん」メニューから利用できるサービスです。
「伝言板」という名前から、ネットの掲示板をイメージする方もいるかもしれませんが、こちらは安否情報の登録・確認に特化した仕組みになっています。被災者の方は「無事です。」「自宅に戻ります。」というように、現在の状況を登録可能。一方、被災者の家族は被災者の電話番号を入力するだけで、登録された安否情報を素早く確認できるのです。また、「登録お知らせメール」にアドレスを登録することで、「災害用伝言板」に安否情報を入力したことを、登録したアドレスに自動で通知することも可能です。
ご年配のご家族には、「災害用伝言板」の使い方を覚えてもらい、ご自身のアドレスを「登録お知らせメール」の送信先に設定しておくとよいでしょう。
なお、スマホで「災害用伝言板」を利用するには、あらかじめ「災害用キット」アプリをインストールしておく必要があります(※一部機種では標準でインストールされている場合があります)。
被害の状況や危険性、家族の安否などを確認するにあたり、スマホは身近で最も役に立つアイテムです。これらの情報があって、はじめてスムーズかつ的確に、避難などの行動に移ることができます。そのためにも、万が一の時に慌てないよう、スマホで災害時の情報を収集する方法などを、確認しておくとよいでしょう。
【参考】
日本気象協会公式サイト
平成30(2018)年7月豪雨による人的被害等についての調査(速報)/静岡大学防災総合センター
大阪府北部を震源とする地震(最終報)/大阪府防災・危機管理指令部
