お酒が飲めなくてもお花見を楽しみたい!
昨今、お酒が飲めない方が、まるでお酒のようにお茶を楽しむ「ボトリングティー」(ワインボトルに詰められた冷たいお茶)の人気が高まっています。航空会社のファーストクラスや星付きのレストランなどでも提供されるボトリングティー。使用茶葉は有名産地の高級茶がほとんどで、お値段も高級ワインくらいするものもあります。市販されているボトリングティーは、品質の良い茶葉を贅沢に使い特殊な製法で水出ししたものをワインボトル同様のボトルに詰めたもの。フレッシュな香りと味を楽しむために、ワイングラスで楽しむのが定番だそう。
ちょっとセレブリティな感覚でお花見茶会を楽しみたい人は、お好みのボトリングティーを試してみるといいかもしれません。
しかし、気軽なお花見では、市販のボトリングティーは少々敷居が高いように感じられます。かといってペットボトルのお茶やジュースでは遠足のようで味気ない…。そこで、お花見に簡単に、スタイリッシュに日本茶を取り入れるアイディアをご紹介します。

温かい日本茶を楽しむお花見
お花見の季節はまだまだ冷え込む日も多いですね。そんな時には、魔法瓶に熱湯をたっぷり準備。お茶を淹れる際に使うのは、洗うのが簡単な「湯冷まし」という道具です。
この湯冷ましは名前の通り、本来は煎茶などを淹れる際にお湯を冷ます道具です。でも、実はいろいろな面で活躍するので、日本茶好きなら持っておくべきマストアイテムです。

野外では片付けが簡単な煎茶やほうじ茶などの日本茶ティーバッグがおすすめ。日本茶専門店などで販売されているティーバッグは、中に入っている茶葉も上質で、産地にこだわったものも多くあります。しかも茶葉が5gほどと、たっぷり入っているものが多いため、2~3煎目まで出すことができます。

湯冷ましにティーバッグを入れお湯を注いで30秒ほど待ちます。

お茶が濃くなりすぎないように、ティーバッグは取り出しておきます。

湯冷ましのお茶を耐熱の紙コップなどに注ぎ分けましょう。

大人数の場合は、空いた湯冷ましに取り出しておいたティーバッグを入れてお湯を注いで注ぎ分ける、を2度ほど繰り返しましょう。それでも足りない場合や、お茶が薄くなった場合はティーバッグを新しいものに取り換えてください。
ティーバッグを何種類か持って行けば、いろいろな味のお茶が楽しめます。桜のフレーバーの日本茶なら、さらにお花見気分が盛り上がりますね。特に寒い日にはほうじ茶がおすすめ。ほうじ茶に含まれる「ピラジン」という成分が血の巡りを良くすし体を温めるといわれています。フレーバーティー(日本茶)やほうじ茶のティーバッグも販売されているので、探してみてください。
そして、もし、茶筅があれば、湯冷ましで抹茶を点てて、紙コップに注ぎ分ければ、みんなで抹茶を楽しむことも。抹茶なら茶殻ゴミが出ないので、手軽です。

使い終わって片付ける際は、湯冷ましはペーパータオルなどで拭いて持ち帰ってから洗うといいでしょう抹茶を点てた後の茶筅は使い終わったら早めにお湯や水ですすぎ、持ち帰ってから洗い残しがあればもう一度洗ってしっかり乾燥させてください。
