香りを作るコツ ~精油の揮発度の違いを意識する~
精油の香りがすぐに消えると感じたり、逆に、長持ちすると感じたことはありませんか?精油は揮発する速度によって分類することができ、揮発する速度が速いものから順に、トップノート、ミドルノート、ベースノートという3つに分けられます。
精油で調香する際には、トップノート、ミドルノート、ベースノートをうまく組み合わせることで、香りに奥深さが出て、また時間とともに香りの変化を楽しむことができます。また、ベースノートに属する精油は、揮発しやすい精油と混ぜることで、揮発する速度を遅くする保留剤としても働きます。
・トップノート(香り立ちが早い精油)
オレンジ・スイート、ティートゥリー、ネロリ、ベルガモット、ユーカリ・ラディアタ、羅ベンダー・アングスティフォリア、レモングラスなど
・ミドルノート(香り立ちが中程度の精油)
イランイラン、ゼラニウム・エジプト、フランキンセンス、ペパーミント、ローズ、ローズマリー・シネオールなど
・ベースノート(香り立ちが遅い精油)
サンダルウッド、パチュリー、ミルラ、ベンゾインなど
リードディフューザーでは、トップノートとミドルノートで加える精油が香りの第一印象を決めます。ベースノートは加える精油全体の2割程度加えるのがおすすめです。
イメージカラーで表現する香りのブレンド例
香りは、“色”からイメージして作ることもできます。お部屋のインテリアや表現したいイメージに合わせて、リードディフューザーの香りをブレンドしてみてはいかがでしょうか。
<Yellow>
柑橘系の香りを中心にした、フレッシュな果実を連想する、元気になる香り!
オレンジ、ベルガモット、ネロリ、プチグレン、パチュリーをブレンド。お客様を迎える玄関に。
<Pink>
甘く豊かに香る、ムーディーなお花の香り!
イランイラン、フランキンセンス、ゼラニウム・エジプト、ホーウッド、ベンゾインをブレンド。ゆったりくつろぐ寝室に。
<Green>
大自然の中で深呼吸するような、癒しの香り!
ユーカリ・ラディアタ、ラベンダー・アングスティフォリア、ジュニパー、レモン、サンダルウッドをブレンド。清潔感を演出したいお手洗いに。
<+α:ドライフラワーのアレンジメントをプラス>
スティックと一緒に、ドライフラワーをあしらってみると、香りに加えてお部屋を華やかに演出できます。ぜひ、お気に入りの精油を組み合わせて、とっておきの香りのリードディフューザーを作ってみてくださいね!
