メニューが多すぎるお店は考えもの
ちょっぴり古めの街の小さな定食屋さんや居酒屋さんでたまに店内いっぱいにメニューが張ってあるお店ってありますよね。でもメニューの数がびっくりするほど多いお店というのも、あまり信用していません。そんなにたくさんのメニューを本当に全部美味しく料理することができるのかな?と、思うからです。メニューが多いということは、食材のストックもたくさんしておかなければいけない。そうなると食材が新鮮ではないかもしれないし、ストックされている余分な食材の購入費用はメニューの価格に影響しているかもしれません。メニューの数が少なくても、それは鮮度やコスト、サービスをトータルして考えられた結果なのだと思います。お客様のことを考えられている印象があります。
いつ、誰と行くかはお店選びの大事なポイント

一人でお店選びをする場合には、自分の好みで決めればよいのですが、一緒に行く人がいる場合には、「誰と行くか」が大きな決め手になります。普段の会話などから想像して、一緒に行く相手の嗜好や好きな食べ物などを具体的にイメージ。またその時期の季節感を取り入れたり、週末ならのんびりできるお店を、仕事の後ならば仕事の疲れを癒せるようなお店を選ぶなど、「いつ行くか」ということも考えて、その人に喜んでもらえるようなお店を選びます。食事の楽しさは、美味しさだけではなく、その時間と空間を一緒に行った人とトータルで楽しむこと。お店を入った瞬間から楽しく過ごせ、帰りの電車でもトークが弾み、余韻を感じて家路まで楽しい。そんなお店が選べたらベストだと思っています。
誰もができればハズしたくないお店選びですが、たとえハズしてしまったとしても、それも経験。ハズした経験がなければ、アタリのお店に出会った時の喜びもわかりませんから。いろいろな視点でお店探しをすると、食の喜びもひとしおです。ぜひ、お店探しの参考にしてみてください。
