マスク美人を目指す! 目ヂカラUPエクササイズ

マスク美人を目指す! 目ヂカラUPエクササイズ

インフルエンザや風邪の流行がそろそろ落ち着いてきたと思ったら、今度は花粉症の季節が到来。今の時期、外出時にはマスクが欠かせませんよね。せっかくマスクを着用するならば、目指すはマスク美人!マスク美人といえば「目力」が重要なポイントです。というわけで、今回は目力アップにおすすめの「オロフェイシャル(口回りのケア)」のエクササイズをご紹介。目力アップのみならず、姿勢の乱れや、全身のコリの改善にもつながります。ぜひ、日常のセルフケアに活用してみてくださいね。

耳と首のストレッチで筋肉のクセを解き位置を整える

顔にはたくさんの表情筋がありますが、普段使う筋肉は限られていて、あまり使わない筋肉は運動不足で堅くなっています。また、頬杖をつく、いつも片側の歯で咀嚼する、くいしばりなどの習慣があると、左右どちらかの筋肉の緊張が続き、血流が滞って引っ張られてしまい顔の歪みが生じることがあります。そんな顔の筋肉のコリやクセをやわらげるためにおすすめなのが「オロフェイシャル」。

オロフェイシャルとは、顔のストレッチを通じて口や顔の筋肉のこわばりを緩めて、顔の筋肉を本来の位置に近づける美容法。しなやかな笑顔とすっきりとしたフェイスラインを目指します。オロフェイシャルのストレッチは目力だけでなく、口角も上がり、あご回りもすっきりするので、マスクをしている時はもちろん、マスクを取った時の表情も明るくなりますよ。

それではまず、耳のストレッチから。

<耳のストレッチ>

①椅子に腰かけ、腰幅に足を開き、足の裏を地面につけ、腰を立てます。
②合掌して、呼吸に意識を向け、吐く息を長く、ゆったりと呼吸します。
③合掌の手を頭上へ挙げ、吐く息と共に、腕を大きくひろげて回します。

※呼吸は、ゆっくり行います。
※③を3回繰り返します。
※③の動きは、各ポーズを行う際、共に行うと肩がスムーズになり効果が高まります。

つづいて、首と耳にアプローチするストレッチ。

<首&耳のストレッチ>

①骨の下(中央)に両手を重ね、皮膚を固定してから首の全面を伸ばし、無理のない範囲でまわします。
②指先で頭のてっぺんを刺激します。
③人差し指と中指の間に耳を挟み、吸いながら上へ、吐きながら下へ、指を圧し滑らせます。
④息を吸いながら、耳を根元からひっぱり、吐きながら放します。
(耳のトップ、穴、耳たぶの3か所行う)

※3回繰り返します。

これを行うことで首やあごを始め、顔全体の筋肉がラクにいられる位置に整います。コリやクセによって引っ張られていた筋肉が整い、歪みも解かれていくので、顔だけでなく肩・首・腰など全身の改善にもつながります。マスクを着用した時に見える目のまわりの表情も整います。

舌の筋肉を鍛えて顔全体の筋肉を引き締める

つづいて、舌を使ったストレッチです。舌をいろいろな方向へ動かしてストレッチを行うことで、顔全体の筋肉を引き締めます。フェイスラインが引き締まり、口角がきゅっと上向きの状態になります。こちらを繰り返し行うことで、笑顔を作りやすくなります。

①両手を後ろで組み、「イー」と言いながら首筋を伸ばします。顔を上→左→右→下と行います。
②舌のストレッチを行います。舌を前に突き出す→唇の右→唇の左→唇の上→唇の下と行います。

●お話を聞いた人

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石田ミユキ 先生

OM NAMO(オナモ)

タイ流セルフケアサロンOM NAMO(オナモ) 代表。セルフケアコーディネーター。自身のひどい月経不順と重い月経痛を改善した経験から女性のセルフケアメゾット「ユーファイヨガセラピー?ムーンヨガ」を考案。婦人靴専門店のオーダーメイド部門でのシューフィッター経験を持つ。主な著書『ムーンヨガ』、『歩けるからだになるために』(ともにBAB出版)他。