季節のお菓子選びを楽しんで
お茶席では抹茶が主役になりますが、気軽なスタイルでのおもてなしならお菓子も主役の1つです。
和菓子でも洋菓子でも季節のもの、好みのものを準備しましょう。
お家で友人を招いての気軽なアフタヌーンティーなら、本格的なお茶席では使わないものでも自由にチョイス。遊び心あふれるテーブルに。

春なら桜餅やいちご大福も、色合いが春らしく華やかて素敵です。チョコレートやクッキーなどの洋菓子も抹茶に合います。
メインとなるお菓子を決めたら、サブの軽いお菓子を2種類ほど選びましょう。
サブのお菓子の1つは甘いものを、もう1つは塩味や醬油味のものを選びましょう。
お菓子を全て和で揃えるなら、サブの甘いお菓子は金平糖や和三盆などの小さくて軽いもの、塩辛いお菓子はお煎餅やあられなどがおすすめです。
抹茶など日本茶をセレクト
お菓子が決まったら、それに合わせた日本茶を準備しましょう。
抹茶のみでも構いませんが、おしゃべりを楽しむなら、あと1,2種類は喉を潤すためにもほしいところ。
お客様がいらしてすぐにお出しするウェルカムティー、抹茶の後にお出しするお口直しのお茶もあると喜ばれます。

ウェルカムティーとお口直しのお茶は同じものでも構いません。
日本茶の茶葉は基本的に三煎目まではしっかり出るものがほとんどです。ウェルカムティーでは一煎目をお出しして、お口直しには二煎目、まだ召し上がれそうなら三煎目、というように。
しかし四煎目になると味も香りも薄くなるので、ここで茶葉を新しいものに入れ替えましょう。
2種類用意できるのであれば、ウェルカムティーとお口直しとそれぞれ違うものにしてもよいでしょう。
お菓子もお茶も味が比較的薄いもの→濃いもの→薄いものの順でお出しすると飽きが来ず、ゆったりと楽しめます。サブのお菓子は多めに用意しておき、器が空きそうになったら追加すると良いでしょう。
<お茶の種類と組み合わせの一例>
1.ウェルカムティー…煎茶(金平糖や和三盆とも相性が良い)

2.メインのお茶…抹茶(桜餅やいちご大福などメインのお菓子とともに。洋菓子と組み合わせても◎)

3.お口直しのお茶…ほうじ茶または玄米茶(さっぱりとしていてお煎餅などとも相性が良い)

お口直しの後、「次はどちらがよいですか?」とお客様にリクエストを伺っても良いですね。「〇〇茶の二煎目です。一煎目との違いをお楽しみください」と伝えると、飲み比べの楽しさも増します。
