痩せやすい体質へ...基礎代謝を上げる食べ物とは?

痩せやすい体質へ...基礎代謝を上げる食べ物とは?

食べ物ではなく食べ方でも基礎代謝は変わってくる

基礎代謝は、朝ごはんをきちんと食べるかどうか、小まめに水分補給をしているかどうかでも変化します。「朝起きたら水を飲んだ方がよい」「朝ごはんはしっかり食べた方がよい」と言われていますが、これらの生活習慣は基礎代謝にも関わっています。

基礎代謝は、何もせずに寝ていても消費されるエネルギーですが、常に一定のエネルギーが消費されているわけではありません。食前と食後では、食後の方が基礎代謝が高いことがわかっています。食後は食べたものを消化して、栄養素を吸収しようと消化器官や内臓が働いているためです。
つまり、朝ごはんを食べずに学校や仕事に行くよりも、食べてから出かけた方が、基礎代謝は高い状態を維持することができます。

また、朝起きてすぐに水を飲むことで胃や腸を目覚めさせ、食べ物の消化を活発にすることができます。水を飲んで体温が下がるのを避けたい方は、常温の水を用意しておくか、白湯を飲んでみてはいかがでしょうか。

ドイツのBoschmann博士らの研究チームの実験では、水を500ml飲んだ男女14人のエネルギー代謝が、ピーク時には30%上がったという結果もあります。
(データ引用元: Water-Induced Thermogenesis, The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism, Volume 88, Issue 12, 1 December 2003, Pages 6015–6019)

このことからも小まめに水分補給をすると、代謝が高い状態を維持できることがわかります。水には腸内の浄化や、血液の流れをよくする効果もあります。普段あまり水分を摂らないという方は、意識して水分を摂るようにするとよいでしょう。もちろん水以外にも、コーヒーやウーロン茶、緑茶も基礎代謝を上げる効果があります。これらの飲み物に共通して含まれているカフェインには脂肪燃焼作用があります。他にも、コーヒーに含まれるクロロゲン酸には脂肪の蓄積を抑える効果がありますし、緑茶には茶カテキンという脂肪の燃焼を促す成分が含まれています。

まとめ

日々の生活で消費されるエネルギーである基礎代謝は、食べ物を工夫すれば増やすことができます。今回は、基礎代謝を上げる食べ物として筋肉を増やすためのものと、消化器官・内臓の動きを活発にさせるためのものの2つに分けてご紹介しました。食べ物には、それぞれどんな栄養素が含まれているか知ることが大切です。基礎代謝に影響のある食べ物を積極的に摂取して、痩せやすい体を目指しましょう。