
今年流行した「スマホ離婚」という言葉。これはその名のとおりスマホ依存やアプリゲームへの課金など“スマホ”が発端となって離婚に至るケースのことです。でも、一生添い遂げると誓いあったのに“たかがスマホ”で離婚なんて本当にあるのでしょうか?
■スマホが離婚を後押し!?
「実際、スマホやアプリゲームへの依存が離婚につながるケースは増えています。スマホばかり時間を費やす行為が、夫婦関係をぎくしゃくさせたり、元々の火種をさらに悪化させてしまい、『もうやっていけない』となるのです」
そう教えてくれたのは、離婚問題に詳しいアディーレ法律事務所の篠田恵里香弁護士。なるほど、元々あった離婚の原因をスマホが後押しする形なのですね。アプリゲームへの依存は、夫婦間のコミュニケーションが激減するだけでなく、過剰な課金が家計を圧迫するといった側面もあるのだそう。
「ほかにも、ソーシャルゲームなどでは、ログインしたり高得点をとったりすると、同じゲームをダウンロードしていれば離れていても記録をチェックできてしまうので、『仕事が忙しいと言いながら遊んでいる。許せない!』といった夫婦間の不満につながるケースもよく聞きます」
パートナーの行動がわかりすぎてしまうのも、なかなか考えものなようです。
■スマホで不倫がバレやすくなった
オンラインのアプリゲームやSNSが発達した昨今、知らない人と出会うことも昔に比べてグッと容易に。人付き合いを手軽にしてくれたスマホのメッセージングアプリでは、浮気相手を見つけるのも手軽なようで……。
「LINEでの出会いがきっかけとなった不倫も多くなっています。さらに、便利になったからこそ、不倫の証拠も残りやすいのです。クラウド機能で、夫と妻のデータを同期した時に不貞相手との写真が明るみに出てバレたケースもありました」
