家事代行の選び方や注意点を利用者が解説!料金を安く抑える方法も

家事代行の選び方や注意点を利用者が解説!料金を安く抑える方法も

依頼方法は家事代行業者か求人がおすすめ

家事代行に来てもらう方法は大きく分けて3つあります。それぞれ、具体的にどのように依頼するのでしょうか。

家事代行業者に家政婦さんを派遣してもらう

一つ目は大手の家事代行業者に登録をして、条件にマッチした人に来てもらう方法です。筆者も一部利用しています。インターネットで「家事代行サービス」と検索すると、ベアーズやダスキンなど、多くの方が聞いたことがあるような大手家事代行サービスがヒットします。
それぞれ、掃除に強い会社や、サービス展開地域の違い、料金に関しても様々なプランがありますので、各家庭の事情に合った会社を見つけることが大切です。たいていどの会社も電話番号が明記されているので、条件面や予算など、具体的に決まっていなくても電話で話をしながら詳しく決めて行くという手もあるでしょう。

掲示板等で求人し、自分で面接・直接契約

二つ目は掲示板やクチコミなどを通じて直接雇用関係を結ぶ方法です。筆者はこちらの方法をメインに利用中です。
掲示板といっても主流はインターネット上の掲示板です。「家事代行 個人契約」などと検索すると、色々マッチングサイトが出てきますので、登録してみると良いでしょう。
ただし、登録する際はある程度具体的に仕事内容、時給、頻度など条件面を固めておく必要があります。

家政婦・メイド紹介業者に家政婦紹介を依頼

三つ目は、家政婦紹介所とよばれる会社を利用することです。こういった会社は、家事代行をしてくれる家政婦さんを有料で斡旋・紹介しており、いわゆる有料職業紹介事業者として国から許可を得た業者が行っています。
家事代行の方を雇いたい方と、家政婦として働きたい方のマッチングが成立すると、この紹介所に所定の料金を支払うような仕組みです。

そのメリットは、長年家事代行や家政婦さんをやっている人のネットワークを持っており、「その家庭に合った信頼できるプロ」を紹介してくれる点と言われています(筆者はこの方法を利用したことはないので実体験ではありません)。

もしあなたが、常に家にいてもらう住み込みでの家事代行を希望していたり、超長期での依頼を考えている場合には、やはり絶対的に信頼できる人に依頼したいもの。そういった場合はこの方法もアリだと思います。

家事代行業者のメリットとデメリット

上記で紹介した情報のうち、筆者が利用したことのある、家事代行業者を通した家事代行と、直接雇用の家事代行の2つについて、それぞれ紹介したいと思います。
特に今回こちらの記事では、一般論よりも実際利用した上での感想を含めてリアルな情報をお伝えして行きたいと思います。

家事代行業者に依頼するメリット

まず、家事代行業者を通じて家政婦さんにきてもらうメリットは、どのようなものがあるでしょうか。

食器を割られた場合などの補償がある

家事をしていると、どんなに気をつけていてもうっかり食器を割ってしまうことなどもありますよね。これはプロの方も同じで、気をつけていてもうっかり食器を割ってしまったり、洗濯機で洗ってはいけない服を洗濯して縮んでしまったり、などの事故があります。
そういった際に、会社を通していると、会社にが保険に加入しているためその代金や、現物を補償してくれるのは心強いですね。

単発や不定期の仕事の依頼ができる

いきなり長期で家事代行を依頼するのは、結構勇気がいると思います。家政婦さんとの相性もありますし、頻度についても、実際来てもらってみないとわからないことも多いですよね。そのような時にまず利用しやすいのは単発や不定期の仕事です。
忙しい時だけ依頼してみるというのは良いかもしれません。

エアコン掃除、シッターまで多彩なメニュー

各社、様々なメニューが用意されています。大掃除の時期や、エアコン掃除などは引き合いが非常に強いそうです。排水溝の掃除や、換気扇掃除など、汚れが気になってはいるけれど、自分でやるのはついつい後回しにしたくなってしまう家事はありますよね。また、自分で苦労してやってみたものの、大変な割に意外と綺麗にならなかった、など悲しい話もつきものです。そんな時に、プロが来て専用の洗剤や器具でしっかりと掃除してくれるのは心強いです。

そのほかにもベビーシッターのサービスを提供している業者もあります。託児所など、初めての場所が苦手な子を持つ方や、1対1でしっかり面倒をみてほしいという希望のある方などからの利用も多いそう。

営業担当者が家政婦さんとの調整をする

急な予定変更や依頼したい家事の内容の変更など、連絡事項が結構あるものです。そういった時に、直接家政婦さんに連絡をして返信を待ったりする必要がないこともメリットのひとつです。多くの大手家事代行業者の場合、それぞれの家庭に営業担当がつくため、何か連絡事項があれば、その営業担当の方に連絡をすれば、あとは営業担当の方が調整をしておいてくれます。

また、定期的に家事代行の方が来てくれる場合によくあるのが、家政婦さんとの相性をはじめとしたネガティブな内容のフィードバックについてです。「相性が良くないので家政婦さんを別の人に変えてほしい」「お掃除が雑なので、もっときちんとやってほしい」など、誰にとっても言いづらい内容ですよね。そういった内容も、中間に営業の方がいることで、スムーズに調整が進みます。

家政婦さんの休暇は別の人がカバー

肌感覚では、家政婦さんは全般に元気な方が多いように感じますが、やはり旅行に行かれたり、冬になるとインフルエンザにかかってしまったり、家庭の事情などで辞めたりなど、色々あります。家事代行業者を通して家政婦さんに来てもらっている場合、そのような不測の事態があっても、代理の方がすぐに見つかり、カバーしてもらえるというのが良い点でしょう。

家事代行業者に依頼するデメリット

値段が高い!

上記のように、間に会社が入っていることで様々なメリットがあります。その分、料金は高くなります。価格については、詳しくは後述します。

特に夕方~夜にかけて人手不足

家政婦さんとして登録している方の多くは、ご本人も家庭を持つ主婦の方が多いそうです。お子さんが学校へ行っている昼間の時間帯に働いている方が多いため、夕方の時間帯に来てもらい、夕食などを作ってもらいたいような場合は、昼間の時間帯に比べて人手不足となっていることが多くあります。
また、お子さんが帰宅してからご両親が帰宅するまでの夕方の時間帯はそもそもニーズが非常に多いのも、この時間帯の人手不足に拍車をかけています。

筆者の家庭もまさにこのニーズにあてはまっているのですが、多くの利用者の方がこの時間帯での依頼を行っているために対応できる家政婦さんがそもそも足りていないようで、定期で来てくださっている方がお休みになった場合に代わりの方が手配されなくて困ったことがありました。

営業担当者次第で対応が雑

メリットの部分で、営業担当が間に入ることで様々な調整がスムーズになるとお伝えしました。しかし、営業担当によってかなり対応の質が違ってくることもまた事実です。電話をしても折り返しがない、代理の家政婦さんをあまり一生懸命探してくれない、など困った営業担当の方もいます。
筆者の経験上では、営業担当が変わった結果、家庭の状況があまり分かっていない担当者がつくこともしばしばあり、困ったことがあります。