スマホの育児利用は6割超…罪悪感アリも●割超

スマホの育児利用は6割超…罪悪感アリも●割超

スマホ育児は、子どもに何か悪影響を及ぼすのだろうか?

「スマホによる育児の話もありますが、親のスマホ依存も子どもに悪影響を与える」

そう話すのは、現代の子どもの教育や保育に詳しい、大阪大谷大学の桜井智恵子教授。

「インスタグラムに毎日わが子のとびきりカワイイ写真をアップしたい。その反応を確認するため、子どもより他者からの承認がほしいと思ってしまう。しかし依存しすぎると親だけでなく子どもにも影響があるのです。乳児でさえ、親が自分に無関心な時はわかっています。親の関心が不安定に感じる子どもは身体症状を表すほか、暴力的になることもあります。また、親がスマホに依存したくなる孤独な育児とIT過剰社会も、子どもが感性豊かな人間に育つ上で、実は大きな問題です。スマホに親も子も支配されないようにくれぐれもご注意を」

スマホは、家事に育児、仕事と、忙しい親の“お助けツール”として役立つが、子どもの健全な発育や親子の信頼関係の構築に大きな影響を与える。子ども・育児とスマホを完全に切り離すのは、難しいかもしれないが、頼りすぎは考えもの。子育てにおけるスマホの活用法を今一度、考え直してはいかがだろうか?

(明日陽樹/考務店)

【取材協力】桜井智恵子/大阪大谷大学教授

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