大吉・凶・末吉など吉凶の順番は?
おみくじで気になるのが、吉凶の順番ではないでしょうか。どっちがよくてどっちが悪いのか分からなくなるケースも少なくありません。そこで、おみくじの公式な順番を紹介します。
神社本庁が公表している順番
伊勢神宮を本宗とし、日本全国にある約8万社の神社を包括している宗教法人が神社本庁です。
いわば大きな神社グループのリーダー的存在といえるかもしれません。その神社本庁が公表している順番は『大吉>吉>中吉>小吉>末吉>凶』となっています。
しかし、近年では『大吉>中吉>小吉>末吉>凶』と発表を変更しているようです。『吉』の順番が明確ではなくなったことが分かります。
これは、おみくじの種類も増え、神社によって位置付けが異なる近年の状況を考慮したからだといえそうです。
神社によって違う順番になっていることも
おみくじは上記のような6種類、あるいは『大凶』を加えた7種類が一般的といえるでしょう。しかし、おみくじを取り扱う神社によって順番が異なることがあります。
明治神宮のおみくじには吉凶がなく、京都の伏見稲荷大社には17種類もの段階があり、吉凶の種類は実にさまざまです。伏見稲荷大社の順番を見てみましょう。
『大大吉>大吉>凶後大吉>凶後吉>末大吉>末吉>向大吉>吉>中吉>小吉>小凶後吉>後吉>吉凶未分末大吉>吉凶不分末吉>吉凶相半>吉凶相交末吉>吉凶相央』です。
大阪の住吉神社は『平』があることでも有名です。『大吉>吉>末吉>平>吉凶相交>凶末吉>凶向吉>凶』となり、『平』は『普通』の扱いになります。
書かれている単語の意味は?
おみくじの内容をしっかり理解するには、書かれている単語の意味を知る必要があります。一般的な単語について解説するので、おみくじを見る際の参考にしましょう。
願望・悦び事
『願望(ねがいごと)』は、あなたが今こうあってほしいと望んでいることについて書かれています。
願い事をかなえるためには努力が必要です。「努力をすれば、おみくじに書かれているような結果になるでしょう」という意味があります。
おみくじを引くときには、願い事を具体的に思い浮かべながら引くのがおすすめです。それに対するメッセージを受け取りやすくなります。
『悦び事』は、あなたがうれしいと思うことについてです。『願望(ねがいごと)』とは違い、ハプニング的に起こるうれしい出来事のことを指します。
待ち人・求人など
『待ち人』は、あなたの人生をよい方向に導いてくれる人という意味です。 『待ち人=好きな人』と捉えられがちですが、それだけでなく家族・友人・恩師など、あらゆる人が対象になります。
人生の転機の鍵となる運命の人のことなので、好きな人がそういう人物でなければ『待ち人』とはいえないでしょう。
『求人』は、自分で事業を運営したりお店を経営したりする人が、誰か雇おうとしているときに見る項目です。その人でよいか・誰かよい人が来るかといったことが書かれています。
また、すでに雇っている従業員に関することも分かります。『人雇』と表記されていることもあるようです。
仕事・商売など
『仕事』は、経営している事業や今携わっている仕事、休職中の場合はそれに関することが書かれています。
『商売』も仕事に関することですが、売り買いが成功するかどうかが記されているようです。
中には、物価についての記述があるおみくじもあるようですよ。
ほかにも『事業・商法・求職』といった単語もあり、仕事に関して悩みがある人は見逃せない内容ではないでしょうか。
アドバイスを参考にすれば、仕事運がアップする手がかりをつかめるかもしれませんよ。
