しつこい汚れの取り方を把握
家の隅々まできれいに仕上げるためには『しつこい汚れ』にも向き合う必要があります。『大掃除』の強敵ともいえる『頑固な汚れ』をすっきりと落とせるテクニックをチェックしてみましょう!
キッチンの頑固な油汚れ
毎日使うキッチンは、日頃からお手入れをしていても頑固な油汚れがたまりやすい部分です。
スポンジや洗剤を使ってもなかなか落ちない汚れには、『重曹』『熱湯』などのプラスアルファを加えましょう。それぞれのお手入れ方法を紹介します。
まず、油汚れや水あかに効果的な『重曹』を使ったお手入れ方法です。
- 水500mlに対し、重曹を大さじ3~4杯を用意する
- 1をスプレーボトルに入れて使ったり、汚れにペーストのまま塗ったりして使う
- 続いて、換気扇には『熱湯』を使用しましょう。
- 換気扇の大きさに合わせたバケツを用意する
- バケツの中に熱湯をたっぷりと注ぎ込み、『アルカリ洗剤』を入れ、かき混ぜる
- 少し泡が立ったバケツの中にパーツを入れ、10~20分間浸け置きする
水回りのカビ取り方法
換気や日頃のお手入れをしっかりしていても、繰り返す『カビ汚れ』には、専用の洗剤を使って根気強く取り組みましょう。
使用するアイテムは、以下です。
- マスク
- ゴム手袋
- カビ取り剤
- ラップ
上記のアイテムと、お風呂場の『換気をよくした状態』で以下のステップでお手入れを進めます。
- マスクとゴム手袋を装着した状態で、カビ取り剤をカビに塗布する
- カビに塗布した後、カビをしっかり覆うようにラップを被せる
- 45~60分間放置する
- 45℃以上のシャワーで洗い流す
- 落ち切らなかったカビ・汚れは歯ブラシでこすり洗いする
- 汚れが落ち切った後は、全体に再度45℃以上のシャワーをかける
- 乾いた布で拭く
大掃除であると便利な道具は?
『大掃除』を進める中で、新たな汚れを発見することがあります。どんな汚れにも対応できるよう、大掃除に使える『便利なアイテム』を事前に準備しておくとよいでしょう。基本のお手入れセットを紹介します!
いろいろ使える重曹・クエン酸
普段の掃除の際にも使われることの多い『重曹』『クエン酸』は、『大掃除』にも欠かせないアイテムです。
白いサラサラとした粉状の重曹とクエン酸は、見た目こそ似ているものの、『落とせる汚れ』が異なります。それぞれの成分と共に、対応できる汚れについてチェックしてみましょう。
- 重曹:『弱アルカリ性』成分で、『油汚れ』に効果的
- クエン酸:『酸性』成分で、『水あか』『におい消し』に効果的
重曹・クエン酸は、真逆の成分だからこそ、二つそろえておくことで家のさまざまな汚れに対処できる優れ物です。
高い効果を発揮しながらも人体には無害なので、小さな子どもがいる家庭でも安心して使えますよ。
種類をそろえておくと便利 クロス類
『大掃除』の仕上げをワンランクアップするアイテムは、実は『クロス』なんです。
ぞうきんや手ぬぐいでも水気や汚れは拭き取れますが、マイクロファイバーなどの繊維の細かい物を選ぶことで、拭き跡を残すことなくピカピカに磨き上げることができますよ。
また、日頃から小まめなお手入れを心掛けていたとしても、大掃除の際に頑固な汚れが見つかることも少なくありません。
クロス全面を使って掃除できるよう、汚れることを想定して、枚数をそろえておくとよいでしょう。
じっくり見てみると、クロスの素材にはさまざまな種類があるため、『使う場所』を想定して選びましょう!
スチームクリーナーもあると便利
掃除アイテムにしては高額ですが、1台持っておくとさまざまな使い方ができる『スチームクリーナー』もおすすめです。
スチームクリーナーは、約100℃の高温スチームが噴射できる物で、水拭きや洗剤では落ち切らない『床の皮脂汚れ』『こびり付いたコンロ汚れ』に効果を発揮します。
日常使いするには大きく重たいですが、アタッチメント(付属品)を選べば、車にも使うことができますよ。
また、「大掃除だけのためにはもったいない…」「収納に困る…」という場合には、『レンタル』する方法もあります。いきなり購入するのではなく、実際に手に取って使い勝手を試してみましょう!
サイズ違いのスポンジ
『大掃除』では、大小問わず、さまざまな場所を掃除しますよね。
お手入れ部分のどんなサイズにも対応できるよう、『サイズ違いのスポンジ』があると作業をスムーズに進められますよ。
一つ一つのスポンジを用意する以外にも、大きなスポンジをはさみで切り分けたり、過去に使ったスポンジを大掃除前にためておいたりしてもよいでしょう。
また、スポンジのほかに『歯ブラシ』も便利です。キッチンやお風呂場などの細かな部分を磨き上げるために、大掃除前にいくつか取っておきましょう!
