ペーパー加湿器を使う上での注意点
ペーパー加湿器を扱う上では、どのような点に気をつければ良いのでしょうか?しっかり把握して使用しましょう。

一般的な加湿器より保湿力は低め
ひと口にペーパー加湿器といっても、保湿力に差があります。中には高い保湿力を誇るタイプもありますが、一般的な電気を使う加湿器と比べると保湿力が低いのは否めません。
また、ペーパー加湿は、加湿可能な範囲が狭いため「部屋全体をしっかり保湿したい」という場合には不向きです。就寝中の喉の渇きを予防するために枕元に置く、暖房による乾燥を防ぐため会社のデスクの上に置くなど、自分の周辺用の加湿器と考えた方がよいでしょう。
カビや雑菌の繁殖に注意
抗菌・防カビ加工がされているペーパーフィルターも多いですが、確実にカビや細菌を防げるわけではありません。
水入れの手入れやペーパーフィルターをこまめに変えるなど、各商品の使用方法に沿った適切な使用を心掛けるようにしましょう。
手作りで自分好みのペーパー加湿器を
ペーパー加湿器は電気を使用しないため、身近にあるもので簡単に手作りもできます。「自分好みのペーパー加湿器が見つからない」「オリジナルのペーパー加湿器を作ってみたい」という人は、手作りにチャレンジしてみましょう。

コーヒーフィルターで自作する
100均でも手に入るコーヒーのペーパードリップ用フィルターを使って、花束のようなかわいいペーパーフィルターが作れます。必要な材料もコーヒーフィルター・輪ゴム・フィルターを入れる器だけなので、手軽に作れるのが魅力です。
まず、コーヒーフィルターの凸凹している側面と底の部分を切り落とします。切り落としたら広げて、端から1~1.5cmの幅でじゃばら状に折っていきましょう。折り終えたら、上部の先端を角を切り落とし、花の形になるように端からくるくる巻き、下部を輪ゴムで留めます。好みの器に飾れば完成です。
なお、深めの器を使用する際は、切り落としたフィルターを使用しましょう。フィルターの切れ端をフィルターの下の部分から数センチ出して輪ゴムで留めれば、水が吸い上がります。
アレンジしやすいフェルトも
フェルトもコーヒーフィルター同様に水の吸収力が高いため、ペーパー加湿器のフィルターとして利用できます。水の入った器にフェルトを挿すだけというシンプルさが人気です。
また、フェルトを使ったペーパー加湿器は、アレンジしやすいのも魅力です。例えば、寒色系のフェルトを何枚か使用しグラデーションを作りシンプルな器に飾れば、スタイリッシュなイメージに仕上がります。様々な色のフェルトを重ね合わせて、ポップなイメージに仕上げることもできます。
さらに、切り込みを入れれば、簡単に花束のようなアレンジも可能です。まず、フェルトを半分に折り、輪っかになった部分に2cmほどの幅でいくつか切り込みを入れます。端からくるくる巻いて容器に入れれば、花束のようなかわいらしい加湿器になります。
新聞紙で即席の加湿器を
もっと身近にあるもので即席のペーパー加湿器を作りたい人は、新聞紙を使いましょう。いらなくなった新聞紙を2~3枚ずつ丸めて棒状にし、輪ゴムで留めます。大きめの容器に水を入れ、先ほど棒状に丸めた新聞紙を差し込めば簡単に加湿器が完成します。
カラフルな広告が見えるように丸めたり、ブリキのバケツ風の容器を使ったりすると、ぐっとおしゃれな印象になります。また、英字新聞を使うとハイセンスな印象になり、インテリアとしての魅力もアップします。
