夫婦円満でいるための秘訣

日ごろから仲の良い関係を維持し続けるために、生活のなかで常に意識しておくべきことがいくつかあります。夫婦円満でいるための主な秘訣を覚えておきましょう。
日々感謝をする
結婚生活が長くなると、相手に感謝の気持ちを伝えることがおろそかになることもあるでしょう。しかし、良好な関係を続けるためには、日ごろから相手に感謝することが大切です。
感謝の言葉が自然と出るようになるためには、相手に対する思いやりの気持ちを持つ必要があります。「やってもらって当たり前」というような気持ちからは、「ありがとう」の言葉は生まれません。
相手に多くのことを求めすぎないことも重要です。過度な期待をしなければ、相手に感謝する気持ちも生まれやすくなります。
「ありがとう」を伝える際は、口先だけで言うのではなく、相手の目を見て心を込めましょう。感謝の積み重ねが、円満な夫婦関係を持続させます。
スキンシップをとる
夫婦円満の秘訣としては、日ごろからスキンシップをとることも挙げられます。結婚前と比べ、多くの夫婦はスキンシップをとる機会が激減しているでしょう。
普段スキンシップをとっていない場合は、夫と歩く際に服の裾を軽く握ったり、会話中に肩や腕を軽く叩いたりしてみることから始めると違和感がありません。
スキンシップの効果を引き出すためには、継続することが大事です。また、一緒に寝たり食事をしたりすることも、スキンシップと同様の効果が期待できるとされています。
嘘をつかない
お互いに感じたことや思ったことを隠さず、何でも言い合える関係性は、夫婦にとってもプラスです。相手に対する安心感や信頼感が生まれ、喧嘩も少なくなります。
一方、お互いに隠し事があり、相手に嘘をついている夫婦は、円満な雰囲気が生まれにくい傾向があります。1度でも嘘が発覚すると、その後は不信感が募り、心も離れていくでしょう。
相手に関して知らないことが多い状態も、円満とはいいがたい関係です。嘘をついているようなことはないとしても、できるだけオープンな関係を築いた方が、信頼感は高まりやすくなります。
例えば、共働きの場合は、お互いにお金の使い道を把握していないケースもあります。疑問に思ったことを素直に話し合える環境作りが大切です。
コミュニケーションを大事にする
仲の良い夫婦の間には、めったに喧嘩が発生しません。なぜなら、喧嘩の原因になりそうなことを、コミュニケーションを通してお互いによく理解しているからです。
円満な関係を保っている夫婦は、日ごろからよく話し合い、相手の意見をよく聞きます。自分がしたくないことや、相手にしてもらいたくないことなど、自分の意見もしっかりと伝えます。
一定の距離を保つことで良好な関係を維持している夫婦にとっても、コミュニケーションを密にとることは重要です。深く話し合うことで、お互いにとって過ごしやすい距離感を判断しています。
夫に不満があるときの対処法

日ごろから夫に不満を抱えている状態では、ささいなことがきっかけで喧嘩に発展しやすくなるでしょう。ストレスがたまる状況を少しでも改善できる方法を紹介します。
落ち着いて気持ちを伝える
夫に不満を感じるたびに感情的になったり強い口調で指摘したりしても、怒鳴り返されたり萎縮されてしまったりするだけで、本質的な問題の解決には結びつきません。
不満に対する怒りを抑え、落ち着いて気持ちを伝えれば、夫も冷静に話を聞いてくれる可能性が高くなります。
最初に素直な感情を伝えるのも効果的です。「寂しい」「悲しい」といった感情をぶつけることで、夫も申し訳ない気持ちになり、問題に対してしっかり向き合おうとしてくれます。
夫への不満は、夫に対する過度な期待の裏返しです。「言葉で伝えなければ分からない人」だと考え、ほめたり締めたりしながら改善することを期待しましょう。
工夫をして少しずつ改善
切り替えが早く変化への対応も得意な女性に対し、男性は新しい環境に順応することが苦手だといわれています。
「できないものはできないのだろう」とあきらめ、少しずつでも改善していけるように工夫した対応を試してみましょう。
例えば、片付けができない夫には専用の整理箱をひとつ用意し、すべての物をまとめるようにしてもらいます。こうすることで、共有スペースが散らかりっ放しの状態になることは改善する可能性が高いでしょう。
子どもをしつけるような感覚で接することにより、イライラも感じにくくなります。少しずつ、忍耐強く進めていくことが大事です。
