姑のあたりが強いのはなぜ?

姑が嫌いになったという人の多くは、姑の態度や言動に原因があると感じています。しかし、結婚したからには、嫁も同じ家族の一員となったはずです。
それなのになぜ、嫁にきつく当たる姑がいるのでしょうか。
ライバル視をしている
「女同士」「同じ嫁という立場」であることが、姑のあたりをきつくしているのかもしれません。
嫁と自分を同列に考える姑にとって、嫁はライバルです。よくわからないことで自慢をされたり、些細なことで張り合われたりした経験はありませんか?
このようなケースは、姑が嫁に対抗意識を燃やしていると考えられます。
自分の方が優れている、魅力があるということを示すため、ついつい嫁への態度や言動が理不尽なものとなるのです。
子離れができていない
夫は姑にとって、いつまでもかわいい息子です。結婚するまでは一番身近な異性であり、姑には「自分が一番」という自負があります。
ところが、結婚すれば息子の一番は嫁である妻となります。
本来ならば別の家族としてお互い自立すべきですが、この事実を受け入れられない姑も少なくはありません。嫁と張り合うように息子の世話を焼いたり、息子に嫁の悪口を言ったりなどして自分の存在をアピールしようとします。
すべては息子への愛情からくるものですが、嫁からみれば「もう結婚したのだし」とモヤモヤする原因となるのです。
姑と上手く付き合う方法 別居の場合

嫌い、嫌だと感じていても、親戚の集まりや子どもの行事など、顔を合わせる機会はたくさんあります。まずはネガティブな感情を抑えて、波風立てずに付き合うのが望ましいでしょう。
苦手意識を持っている姑とほどよい関係を保つには、どうすればよいのでしょうか。まずは別居している人のケースを紹介します。
きちんと意思表示を
姑の主張や意見をすべて受け入れる必要はありません。無理なお願いや押しつけに対しては、きちんと「できません」「いりません」と言いましょう。
姑に悪意がない場合、意思表示をしなければお願いや押しつけは止まりません。断ることで嫁の気持ちに気付いてくれる姑もいるので、まずはきちんと話すことが大切です。
ただし、あまりにストレートな言い方は、不要なトラブルを招く原因となります。「ありがとうございます」「すみません」など添えて、柔らかく伝えましょう。
一方、悪意のある姑の場合も、黙っていては行為がエスカレートします。嫁がおとなしいからとさらにひどい嫌がらせを受ける前に、毅然とした態度で反論することが重要です。
スルースキルを身につける
こまごまと口うるさい姑の場合、いちいちイライラしていてはキリがありません。「また始まった」程度に考えて、適当に受け流しましょう。
ただし、多くの姑は、世代的に「嫁は姑に習うべき」という考えを持っています。受け流すといっても、無視・無反応はおすすめできません。
さらに余計な小言をもらわないよう、「そうですね」「さすがです」「知らなかった」など適度に返事をするのがベターです。
たとえ心と裏腹の返事でも、にこやかに反応していれば満足する姑も多いものです。女優にでもなったつもりで、上手に姑をかわしましょう。
できるだけ関わらない
話がまったく通じない姑なら、できるだけ関わらないようにするのが得策です。会えばストレスが溜まる一方ですから、上手に距離を取りましょう。
頻繁な電話連絡が来て悩まされている人は、常に留守電にしておけば電話応対しなくてすみます。夫がいるときなど自分のタイミングでかけ直せるので、幾分気が楽です。
お盆や年末年始、姑の誕生日といった家族の集まりが憂鬱な場合は、実家の用事や仕事、体調不良などを理由にすれば断りやすくなります。
ただし、すべての集まりに欠席すると、姑はもちろんほかの家族からも怪しまれるかもしれません。完全に絶縁状態にならないよう、年にひとつか二つは参加することをおすすめします。
