姑と上手く付き合う方法 同居の場合

姑と同居している人は、どうしても嫁姑問題に悩まされる機会が多くなります。たとえ嫌いだとしても、同居なら逃げ場はありません。我慢のしすぎは疲れてしまいますし、ほどよい距離感を保って暮らしたいものです。
姑と同居している場合、上手く付き合うにはどうすればよいのでしょうか。
姑を褒める
姑との関係を円満にするコツは、姑を褒めることです。褒められて気分を悪くする人はいません。息子の嫁から褒められれば、姑も気分よく感じるでしょう。
「姑のよいところがみつからない」という人は、姑を人生の先輩と考えてみてはいかがでしょうか。
経験豊富な姑の言動や行動に、「すごいな」と思えることはありませんか?相手を嫌いだと思っていると、相手の長所もみえなくなるものです。視点を変えてみることで、褒めるポイントがみつかるかもしれません。
ただし、注意したいのが、褒めすぎないことです。ことあるごとに姑を褒めると、わざとらしいと思われます。タイミングを選び、具体性のある褒め方をしましょう。
気をつかいすぎない
良好な関係を保ちたいのはわかりますが、常に姑の態度や行動を気にするのはやめましょう。同居でよい嫁を演じようとしすぎると、気疲れします。姑の存在をうとましく感じるようになれば、ますます姑が嫌になるかもしれません。
また、気をつかいすぎると、相手にも緊張が伝わるものです。どこか他人行儀な雰囲気は姑との間に壁を作り、嫁姑の距離はますます開いてしまいます。
お互いにストレスなく同居するには、何でも言い合える関係をめざすのがベターです。気をつかって我慢するのではなく、言いたいことは口に出してみましょう。
同居の解消を提案
たとえ夫の母親でも、我慢できないと感じれば、同居の解消を提案するのもおすすめです。
嫁と姑は元々微妙な関係な上、人間同士の相性というものもあります。根本的に合わない人と生活をともにするのは難しく、我慢しながら暮らしてもお互いよいことはないでしょう。
同居解消の意志が固まったら、まずすべきは夫への相談です。夫が嫁の本気や事態の深刻さを理解すれば、姑に対し何らかの対策をとってくれる可能性もあります。
夫に相談しても状況が変わらないなら、現状からの好転は望めません。引越し先を探すなど、具体的な行動に移りましょう。
姑へのストレスを減らすには

姑嫌いが高じれば、姑と会ったり話したりすることがストレスとなります。強いストレスは身体の不調につながることもありますから、溜め込まずに上手に解消しましょう。
1人で溜め込まない
まず大切なのは、姑への苛立ちや不満を1人で抱え込まないことです。日々蓄積される負の感情は、どこかで圧を抜かないと爆発してしまいます。
苛立ちや不満が溜まってきたら、それを口に出してみましょう。姑にされて頭にきたことや姑に言いたいことなど、どんなことでもかまいません。言葉にして口から吐き出すことで、気持ちが落ち着くこともあります。
「悩んでいるのは自分だけではない」と思えることも大切です。同じような境遇にいる仲間を探し、お互いに愚痴を言い合いましょう。
共感できる仲間がいると、心強いものです。お互いに思いを語り合ったり励まし合ったりできれば、ストレス解消になります。
ポジティブ思考を心がける
次に大切なのが「嫌い」「苦手」などネガティブな感情に支配されないことです。姑のことを嫌っていると、悪い面や嫌なことばかりが思い出されてしまいます。姑のすべてが嫌だと思ってしまえば、ストレスは溜まるばかりです。
姑の嫌なところばかりが目につく人は、同時によいところも探してみましょう。「嫌みだけれど几帳面」「デリカシーがないけれど裏表もない」など、少しずつでかまいません。
「こんなところが悪いけれど、こんなところはよい」とポジティブに考えるのです。ポジティブな思考回路は、ストレスを軽くしてくれます。「姑が嫌い」で終わらせずに、視点を変えて心に余裕を持つことが大切です。
他人だと割り切る
また、忘れてはならないのが、姑は他人だということです。夫は好きになって結婚したはずですが、姑とは好んで家族になったわけではありません。わかり合えなくて当たり前なのです。
他人と割り切って接すれば、姑に期待することもなくなります。あれこれ言われても聞き流しやすく、いちいち気にして悩むことも少なくなるでしょう。
