厳しいのは数年、乗り越えていくコツは?

年子育児の大変さは、ずっと続くわけではありません。厳しい時期は数年といわれているので、うまく乗り越えるコツを知り、育児を楽しむゆとりを持つようにしましょう。
家事はそこそこでOK
特に完璧主義なママは、育児に追われ家事がおろそかになることに罪悪感を持ってしまうこともあります。しかし、赤ちゃんとよちよち歩きの子どもの育児をしながら、今まで通りにしっかり家事をこなすことは、時間的にも難しいのが現実です。
自分を追い詰めてしまわないためにも「家事は手抜きしてもいい」と割り切りましょう。例えば、毎日の掃除も子どもと過ごす部屋だけにして、その他の部屋はパパが育児を手伝えるときにするなど、負担を減らすことが大切です。
また、毎日の食事の支度も工夫次第で負担を軽減可能です。例えば、冷凍食品などをうまく利用したり、電子レンジやオーブンで作れる簡単なメニューにしたりするだけで、時間にも気持ちにもゆとりができます。
ワンオペでも抱え込まない
年子育児では、すべて自分で何とかしようと抱え込まないことが大切です。抱え込んでしまうと、どんどん追い込まれてしまい、育児ストレスにつながります。
パパが早く帰宅できた日は、子どもをお風呂に入れてもらったり、おむつを替えてもらったり、できる範囲で協力してもらいましょう。
また、赤ちゃんとよちよち歩きの子どもを連れての外出が大変なこともあり、家に引きこもりがちになるママもいます。1人でずっと育児に追われていると、精神的につらくなりネガティブ思考になってしまうこともあります。
両親や兄弟姉妹、叔父叔母、ママ友などを家に来てもらって、話し相手になってもらうだけで気晴らしになるでしょう。
赤ちゃんが泣くのは仕方ないと割り切る
個人差はありますが、基本的に赤ちゃんはよく泣きます。泣いていると、つい泣き止ませようと抱っこしたりあやしたりするママが多いでしょう。
しかし年子育児では、2人同時に泣き出すことも珍しくありません。2人を同時に抱っこするのは難しいですし、焦る気持ちからイライラしてしまうこともあるでしょう。
そのようなときは、「赤ちゃんが泣くのは当たり前のこと」と割り切ることがうまく乗り切るコツです。まず、授乳やおむつ替えなど泣いている原因と思われることを解消して、それでも泣き止まないときは、様子を見ながら上の子の相手をしましょう。
教えてgoo|2歳3歳子育て中です、専業主婦ですが、訳あって保育園に入れました
積極的に活用したい便利アイテム

近年は、育児を快適にするアイテムがたくさん販売されています。そのなかでも特に年子育児に便利なアイテムを紹介します。
昔ながらの「おんぶ紐」
現在は赤ちゃんの様子を見られる抱っこ紐が主流ですが、年子育児には昔から利用されている「おんぶ紐」が便利です。抱っこ紐もおんぶ紐も両手が使える点は同じですが、おんぶ紐は前方が開く点がおすすめのポイントです。
抱っこ紐だと手元が見えづらいため、上の子の着替えなどの世話や料理などの家事もやりづらいことが多いです。その点、おんぶ紐であれば、視界もよく家事の邪魔にもなりません。
また、おんぶ紐の方が、体にかかる重さの関係から、肩や腰への負担が比較的少ないでしょう。
事故防止の「バスチェア」
年子の子どもを1人でお風呂に入れなければいけないときに便利なのが「バスチェア」です。バスチェアがあれば下の子をバスチェアに座らせておいて、自分や上の子を洗うことも可能です。
また、まだ支えがないとお座りができない赤ちゃんを片手で支えながら洗うのは難しく、手が滑って思わぬ事故につながることも考えられます。その点、バスチェアがあれば、バスチェアに座らせて安定した状態で洗えるため安心です。
西松屋 [SmartAngel] 簡易バスチェア抗菌マット付き
実は多様な使い方ができる「ベビーベッド」
年子育児では、ベビーベッドも重宝します。ただ赤ちゃんを眠らせる場所という以外にもメリットがあるためです。
上の子は赤ちゃんへの興味や嫉妬心などから、ちょっかいを出したがることも珍しくありません。まだ色々なことが理解できない年齢なので、ママがヒヤっとすることもあるでしょう。ベビーベッドは、赤ちゃんの安全を守るためにも役立つのです。
また、赤ちゃん専用の場所を作ることで、上の子も生活がしやすくなります。
ベビーベッドはおむつ台としても便利です。おむつ替えの度にかがむのは、腰に負担がかかります。ベビーベッドがあれば、無理な姿勢でおむつ替えをすることもなくなり、負担を軽減できます。
