専業主婦ってダメですか?働きたくても働けないときはどうする?

専業主婦ってダメですか?働きたくても働けないときはどうする?

毎日をもっと充実させるためのポイント

家事や育児だけで1日が終わると、毎日同じことの繰り返しになってしまいます。ちょっとした空き時間を有効に活用すれば、単調だった生活に彩りが加わって自分らしい生き方も発見できるでしょう。

美容と健康に時間を使う

適度に体を動かすことは美容と健康につながり、ストレスの発散にもなります。ヨガやピラティスは心を落ち着かせてくれることから、気分転換にもなるでしょう。

本格的なレッスンから地域主催のリーズナブルな教室まで、選択肢も豊富です。「YouTube」などでプロのインストラクターが投稿している動画を見ながら、気軽に始められます。

天気のよい日はウォーキングもおすすめです。ルートを変えたり景色の写真を撮ったりして、楽しく続けられるでしょう。

自分の特技を見つける

趣味も突き詰めれば、特技になります。生活にハリが生まれるだけでなく、仕事につながることも珍しくありません。

たとえば、ハンドメイドやラテアートなど技術や表現力が養われる趣味は、最初こそ上手にできなくても理想に1歩近づいたときの喜びはひとしおです。

慣れてきたら、ハンドメイド作品をサイトやフリーマーケットで販売したり、家族やママ友にラテアートを披露したりするのもおすすめです。活動の場を広げれば、やりがいも生まれるでしょう。

専業主婦が抱える将来への不安

専業主婦世帯では収入源が夫のみです。今は不満や問題がなくても、子どもの教育費が膨らんできたときや、夫の失業や離婚などの思わぬトラブルに直面する可能性もゼロではありません。

子どもの教育費をどう工面するか

子どもがいる家庭の場合、教育費が気がかりです。幼稚園のころからも、お金はかかります。

「文部科学省」による2018年度の「子どもの学習費調査の結果について」によると、学習に必要な1年間のお金は公立の幼稚園が約22万円、私立は約52万円になります。3年間通わせると、私立では150万円以上にのぼるでしょう。

小学校は公立の6年間で約192万円、私立では約479万円です。幼稚園から大学まで合わせると、1人あたり約1000~1700万円かかる計算になります。

教育費を工面できたとしても、貯金がほとんどない状態で定年を迎えるケースも珍しくありません。共働きに比べてもらえる年金が少なく、老後が不安になるのも自然なことです。

https://www.mext.go.jp/content/20191212-mxt_chousa01-000003123_01.pdf

夫の失業や離婚で生活が困難になりやすい

仕事が順調で夫婦関係も良好でも、いつ何が起こるか予測できません。会社が突然業績不振に陥るなどして、失業する可能性は誰にでもあります。思いもよらない問題が浮上し、離婚を考えることもあるでしょう。

専業主婦は収入がないため、いずれの場合も生活そのものが危ぶまれます。離婚が成立すれば、新しい住まいを探さなくてはなりません。

無収入では、部屋を借りるのは困難です。子どもの親権を争うことになった場合、経済力がないことがネックになる可能性もゼロではありません。