布団乾燥機で薬剤を使わずダニ対策。退治の手順とおすすめ機種6選 

布団乾燥機で薬剤を使わずダニ対策。退治の手順とおすすめ機種6選 

ダニは季節によって増減するものの、何もしなければ退治することはできません。ダニがいると感じたら、なるべく早い対応が必要です。薬剤の使用に不安がある人は、布団乾燥機でダニを一掃しましょう。退治の手順とおすすめの布団乾燥機を6種類紹介します。

もしかして?と思ったら早めにダニ対策

「最近、換気や布団干しができていないな」と感じたら、ダニ退治を検討するのがおすすめです。

「どう対処したらよいかわからない」という人は、まずはダニについて知ることから始めましょう。ダニの種類や、ベッドでダニが増えやすい理由を紹介します。

人に害を及ぼすダニの種類

屋内のダニは、「屋内塵性(じんせい)ダニ類」と総称されます。

主なものとしてヒョウヒダニ・コナダニ・ツメダニ・イエダニなどがいますが、このうち人を咬んだり吸血したりするのはイエダニ(まれにツメダニも咬む)です。布団から出たときにかゆみや赤味がみられれば、これらのダニによるものかもしれません。

一方、ヒョウヒダニやコナダニは直接咬んだり吸血したりはしませんが、無害な存在というわけではありません。ヒョウダニのフンや死骸はアレルゲンとなりますし、コナダニはツメダニのエサとなります。

コナダニが繁殖すれば有害なツメダニも増え、ツメダニ被害に悩まされることとなるでしょう。

ベッドで繁殖しやすい理由

ベッドの中は人の体温や汗で温度・湿度が高い上、風も通しません。これは、ダニにとってもっとも好ましい環境といえます。

ダニが繁殖しやすいのは「高温多湿」な場所です。温度20~30度、湿度60~80%ほどの好条件がそろっていれば、ダニはどんどん増えていきます。

また、エサが豊富だということも、ベッドでダニが繁殖しやすい理由のひとつです。ほとんどのダニは、人の皮脂やフケなどを主食とします。人の汚れは布団に付着しますから、ベッドの中ならダニはエサに困らないというわけです。

通常、ダニの寿命は2~3カ月といわれます。しかし、死ぬまでに卵を産み付けるので、ダニの増殖は止まりません。

布団乾燥機でダニを退治しよう

ダニは高温に弱く、一定時間高温にさらされると死滅するといわれています。布団乾燥機を使えば、増殖したダニを一網打尽にできるかもしれません。

ただし、ダニ退治を徹底するには、布団乾燥機を正しく使うことが大切です。布団乾燥機でダニ退治を行う際、覚えておきたいポイントを紹介します。

ダニが死滅する温度と時間

ダニは、50度の熱なら20~30分程度で退治できます。また、より高温の60度以上なら、一瞬でダニを死滅させられます。

布団乾燥機を使う場合、目安となる使用時間は1時間以上です。実際のところ、「ダニ退治モード」付きの布団乾燥機の多くは、2時間以上を目安としています。ダニをきちんと退治するには、布団の高温状態を長く保つことが重要です。

死滅後は掃除機をかける

布団乾燥機によってダニを死滅させても、ダニのフンや死骸は布団に残っています。使用後は必ず掃除機をかけ、フンや死骸をきれいに取り除きましょう。

ダニのフンや死骸は、アレルギー症状を引き起こす原因となります。一定量を超えて接触・吸引すれば、アレルギーだけでなく喘息も発症するかもしれません。

一度アレルギーや喘息を発症すると、完治までには長い時間が必要です。ダニを退治したからと安心せず、きちんと後処理まで行いましょう。