一人っ子にはメリットいっぱい。一人っ子育児のお悩みを解消

一人っ子にはメリットいっぱい。一人っ子育児のお悩みを解消

親にとってのメリットは?

一人っ子だからこそのメリットは育てる両親にもあります。子どもを育てることは喜びがたくさんありますが、苦労も同じだけあるものです。

たとえば経済的な負担は一人っ子であれば1人分で済みます。家庭にとってのメリットをチェックしましょう。

教育費が1人分

「内閣府」が発表した2004年版の「少子化社会白書」のなかに「育児・教育費用負担の重さ」についての調査結果があります。

幼稚園~大学まですべて公立なら約1100万円、小学校のみ公立で、中学からはすべて私立なら約1800万円かかることがわかりました。子どもを1人育てるためには、最低限1000万円程度は必要です。

兄弟や姉妹が多ければ多いほどかかる教育費は増えますが、一人っ子であればかかる教育費は1人分のため経済的に負担が少ないといえます。

子どもを育てるためにかかるお金は教育費だけではありません。食費・医療費・生活用品費などかかるお金はたくさんあります。一人っ子家庭や子どもが2人いる家庭が多いのは、経済的な影響も少なからずあるのかもしれません。

育児・教育費用負担の重さ|内閣府

ママも仕事を続けやすい

妊娠後期~保育園に預けるまでの期間は「産休・育休制度」を活用して、半年~2年にわたって仕事を休む人がほとんどでしょう。もしくは、妊娠・出産を機に仕事を退職する人もいるかもしれません。

ママにとって子どもを産むことは喜びであると同時に、今後のキャリア設計を考える機会でもあります。2人目や3人目を考えると、仕事への復帰はしばらく難しいかもしれません。

1人目が保育園に通う年齢になれば、仕事に復帰する人も多くいます。もちろん保育園や託児所などを利用すれば、2人目や3人目を育てながら仕事に復帰することも可能です。

しかし、共働きで家計を支える家庭やママが仕事に夢を持つ家庭は、早く職場復帰できる一人っ子が向いているといえるでしょう。

教えて!goo | 一人っ子の親の共働き(夏休みどうしてますか)

一人っ子が寂しいと思わせないために

一人っ子は、兄弟や姉妹がいる子どもに比べると1人で過ごす時間が圧倒的に多くなります。家族が愛情をかけていても、どうしても「寂しい」と感じる時間は生まれてしまうかもしれません。

子どもの寂しい気持ちを減らすためには、どのようなことを意識するとよいのでしょうか?

本や芸術にふれる機会をつくる

創造力が豊かな一人っ子は、自分自身のなかで世界が終わってしまう傾向があります。演劇や絵本などの芸術にふれる機会をつくり、ほかの世界や新しい感性を学ぶきっかけを与えてあげましょう。創造力を豊かにする基礎を築けます。

また、一人っ子は兄弟や姉妹との関係のなかで学ぶ「楽しい」「悔しい」という感情を経験する機会が少なくなりがちです。本や映画のなかの登場人物に感情移入することで、感情の疑似体験ができるほか、他人の感情に対する理解が進みます。

ペットを新しい家族として迎える

子どもにとってペットの存在は、一緒に成長する「家族」であり、ともに遊ぶ「友だち」です。また、世話をする必要がある「弟」「妹」でもあります。

一人っ子の子どもは、基本的には大人としか接する機会がないため「相手から気遣われる」ことが多い立場です。

しかし、ペットを育てれば、一緒に遊んだりお世話をしたりすることで「思いやる立場」を学べるでしょう。ペットという遊び相手がいると、ママはほかの家事や自分の時間に集中できるようになるメリットもあります。