一人っ子育児に大切なこと

たった1人の子どもだからこそ「どんな願いも叶えてあげたい」と思うことでしょう。しかし、甘やかしすぎてしまうと「わがまま」や「自立できない」子どもに育ってしまいます。
一人っ子を育てるときに大切なことは「子どもの自立」を考えてあげることです。どんなことを心がけるとよいのでしょうか?
子どもが集まる場所に出かけよう
保育園や幼稚園に入る前の一人っ子は、ほかの子どもとコミュニケーションをとる機会がほとんどありません。
「児童館」や「子育て支援センター」などの遊べる広場や近くの公園などへ行く機会を増やして、歳の近い子どもと触れ合える機会を作ってあげましょう。習い事やクラブ活動に参加するのも手です。
子ども同士が遊んでいると、ぶつかりあうことも珍しくありません。「止めなければ!」と口を出したくなるかもしれませんが、子どもの自発的な言動や動向を止めることにつながってしまいます。
子ども同士のぶつかりあいは、基本的には見守る姿勢をとりましょう。子どもたちなりに解決策を見つけることが成長への1歩です。
あえて突き放すことも大事
子どもが1人だけだとママの目が行き届きやすいものです。子どもの動向をチェックしては「宿題をやる時間だよね」「片づけしなきゃね」と、あれこれ口出ししてしまうこともあるでしょう。
口出しを続けていると、子ども自身が考えて行動する機会が減ってしまいます。子どもの健やかな成長のためにも、ときには「自分で考えよう」「やることはやろう」と突き放すことも大切です。
放置しすぎると「誰も相手にしてくれない」と寂しい思いをしてしまいます。子どもがなにかを達成したときはしっかりとほめ、できないことは自分でできるようにある程度放っておくなどメリハリをつけて接しましょう。
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一人っ子向きの習い事

子どものころに習ったことは、大人になっても役立ってくれます。習い事を選ぶときは「子どもの成長に必要なことを選んであげる」のがベターです。
一人っ子の子どもにはどんなことが必要でしょうか?向いている習い事とあわせてチェックしましょう。
競争心向上にスイミングが役に立つ
競争心が薄い子に育ちやすい一人っ子には「スイミング」がおすすめです。スイミングスクールの多くは、泳げない子・泳げる子・さらに泳げる子など、能力ごとに所属できるクラスに差をつけられています。
タイムや順位が明確につく競技特性もあり「もっと上手になりたい」「ほかの子よりも早くなりたい」と、競争心を育てる習い事としてうってつけです。
小さなころからスイミングに挑戦することで、水への恐怖心が減るほか、心拍機能や体力の向上にもつながります。送迎バスを利用できるスクールを選べば、送り迎えの手間も減り忙しいママの大助かりです。
団体スポーツへの参加もおすすめ
一人っ子は、自分のペースで活動できることからマイペースな子どもと評価されることもしばしばです。1人でも楽しめる力がある一方で、他人との関わりは苦手な傾向があります。
サッカーやバスケットなどの団体スポーツは、協調性やコミュニケーション能力を鍛えるのにぴったりです。チームワークを学ぶことで、他人への思いやりも身につくでしょう。
習い事は、子ども自身が通う意思を持たなければ続きません。無理に通わせるよりも、子どもの意思を尊重しましょう。団体スポーツが苦手な子どもは、ピアノ・体操・書道など「自分と向き合う習い事」もおすすめです。
