PTAってどんなことをしているの?役員になる際のポイントも紹介

PTAってどんなことをしているの?役員になる際のポイントも紹介

PTAの主な活動内容

PTAの活動にはどのようなものがあるのでしょうか。学校や地域により内容は様々ですが、多くのPTAで行われている主な活動内容を紹介します。

行事の企画・実施・サポート

PTAでは、学校を主体として行われる運動会や学芸会などの行事に対し、様々なサポート活動を行います。授業参観や運動会などで大勢の保護者が集まる際に駐車場整理をしたり、夏場のプール解放時に監視員をしたりといった活動です。

また、学校主体の行事以外にも、PTAが独自で企画・実施する場合があります。バザーを開催したり、運動会の参加賞や卒業記念品を用意したり、保護者向けの各種講習会を実施したりというようなことは、PTA主催で行われることがほとんどです。

保護者の視点から、子どもや学校のためにできることはないかということを考え、学校と連携してこれらの行事を企画・実施しています。

登下校の見守り

横断歩道に立ち、旗を持って子どもたちの登下校を見守る活動も、PTAが主体で行っています。専門委員やクラスごとに日にちを割り振り、担当日に参加する仕組みです。

通学路における危険な場所を学校で事前に調べてもらい、PTAが学校・地域・行政と協力して、子どもたちの安全を守る活動に取り組んでいるケースもあります。

下校後に子どもたちが遊ぶ公園を清掃したり、車でパトロールをしたりといった活動も、多くのPTAが取り組んでいる活動です。

登下校の見守りに関する活動は各PTAにより様々ですが、保護者だけでなく地域の人たちにも協力してもらい、社会全体で子どもたちを見守ろうという目的は共通しています。

学校外への集まりに参加

PTA会長や本部役員は、他校の役員と集まる場を設け、会議を開くことがあります。横の繋がりが生まれれば、それぞれの活動内容が参考になることもあるでしょう。

地域や行政と協力して活動を実施する場合は、それぞれの担当者とも顔を合わせ、話し合いを行うことになります。PTAの活動が増え、活動範囲が広がるほど、本部役員は学校外への集まりに参加する機会が増えるでしょう。

本部役員だけで視察旅行に出かけたり、懇親会を実施したりすることも、学校外の集まりといえます。

専門委員がこのような集まりに参加することはほとんどありませんが、組織での役職が上がるほど、学校関係以外の集まりに顔を出す機会は多くなります。

PTA役員になるメリット

PTAの活動はなにかと大変そうなイメージをもたれがちですが、PTA役員になることでメリットも生まれます。「PTA役員になってよかった」という声が多いのも事実です。

繋がりができる

PTA役員になると、定期的な集まりなどで学校へ行く機会が増え、保護者同士の繋がりができます。

運動会などの学校行事に保護者として参加するだけでは、なかなか保護者同士が密に接する機会がありません。しかし、PTAの活動を通して他の保護者と話す機会が増えると、保護者の中に知り合いが多くなります。

保護者同士が繋がることで、学校や子どもなどに関する情報を得やすくなるでしょう。様々な情報が得られれば、子どもの学校生活や自分自身の学校に対する考え方に対し、よりプラスに働きます。

子どもに万が一のことが起こった際にも、保護者同士の繋がりがあれば助け合うことが可能です。より多くの保護者と知り合いになっておけば、安心して子どもを学校に送り出せます。

学習環境を変えられるかも

PTAに求められる目的のひとつに、「子どもの学習環境を整えていく」というものがあります。行事などのサポートだけに留まらず、よりよい学習環境に変えられる力も秘めている組織だといえます。

組織内で発言力を持つ立場になれれば、学校などに環境の改善を求められることも、PTAに参加するメリットのひとつです。

保護者の立場から気付いたことや、PTAの活動を通して改善の余地がありそうだと思ったことなどを、集まりの場で積極的に発信すれば、子どもたちの学習環境を変えられる可能性もあります。

組織の構成や活動内容をしっかりと理解したうえで、限られた期間内に自分でもできそうなことを探し、学校運営や学習環境がよりよい方向へ変化するように動いてみるのもよいでしょう。

子どもの学校での様子が分かる

PTA役員になり、学校へ行く機会が増えれば、子どもが学校でどのような様子なのかが分かるようになります。

PTA活動の仕事をしていると、平日の昼間に学校へ行くことも多くなるでしょう。授業中やそれ以外の時間帯に、普段は分からないような子どもの様子を観察できます。

また、PTAを通して保護者や教師との交流が増えれば、他の子どもや教師の目線から見たわが子の様子が分かる可能性もあります。

子どもが学校でどのような過ごし方をしているのか、親としてはとても気になるものです。子どもの様子だけでなく、他のクラス・学年の情報を得られることもメリットのひとつです。