毎日しなきゃいけないことを楽しみに変えよう

毎日の忙しいローテーションのなかで、事あるごとに子どもがぐずってしまうとママも疲れてしまいます。完ぺきにこなそうと考えず、子どもに合わせてゆっくりひと息つくのも大切です。
歯磨きを嫌がるときはやる気を後押し
「子どもは歯磨きを嫌がる」というのは、多くのママが実感している子育てあるあるです。特に2〜3歳の子どもは、なぜ歯磨きをしなければならないのかがいまいちよくわかりません。
虫歯と歯磨きの関連性も、なかなか理解できないでしょう。「歯磨きタイムが始まると泣きわめく」といった負のスパイラルを断ち切るには、本人が前向きに取り組む気持ちを引き出すしかありません。
たとえば「○○はかしこいから歯磨きも自分でできるよね」と、やる気を引き出すためにほめるのがおすすめです。磨き方やブラシの持ち方など、本や動画を使って説明するのも理屈は理解しきれずとも納得にはつながります。
子どもが好きな甘い歯磨き粉を準備して「歯磨きが楽しみ」と思ってもらうようにするのも効果的です。
お風呂は水遊びOKとする
お風呂に入ったときは「きちんと湯船につかって体や頭を洗う」と決めると、子どもはやる気をそがれます。特にお風呂のなかで苦手なことがあれば、余計にお風呂が嫌いになってしまうかもしれません。
きちんと洗う・温まるといった目的はいったん置いておいて、子どもが好きな水遊びに切り替えるのもおすすめです。お風呂は嫌いでも「プールだよ」と言えば納得してくれることもあります。
水鉄砲やおもちゃを持ち込んで、遊びの一環にしてしまうのも嫌な気持ちを起こさせない方法です。「お風呂ではお気に入りのあひるさんと遊べる」など、お風呂タイムを楽しむアイテムを用意してみましょう。
一緒に料理を楽しもう
「ご飯を食べるのを嫌がる…」などのときは、イベントのようにして料理作りを手伝ってもらうのも有効です。
サラダ作りや生地をかき混ぜるなど、簡単にできることを手伝ってもらいましょう。失敗しにくい簡単な作業が向いています。
達成感を与えることが、次回以降の「これならできる」という自信につながります。さらに「自分で作ったご飯」となると、食べようという気持ちも芽生えるものです。
「お手伝いをさせるのはまだ早い」と考えるなら、手巻き寿司や具をトッピングできるちらし寿司など「楽しみながら自分で選べる料理」もよいでしょう。作る楽しさや選ぶ楽しさで、普段より機嫌よく食が進みます。
シーン別のぐずり対策

子どもがどこで気持ちを爆発させるかによって、適切な対応は異なります。状況によっては、子どもの思いを素直に受け入れる方が解決が早くなるでしょう。
お店で駄々をこねるときは主張を認める
スーパーなどで、子どもが動かなくなってしまう問題はママにとって大きな悩みです。場合によっては商品を持ったまま「何としても離さない!」と意地になります。
「買ってもらえるまで帰らない」と駄々をこねるときは、気持ちの部分だけでもママが折れましょう。子どもが欲しがっているものを買うかどうかは別の話です。
「○○はこれがそんなに欲しいんだね」と受け入れたうえで、買えないことを説明します。「絶対にだめ!」と怒るより、ひとまず認めた方が話を聞いてくれる可能性が高まります。
長距離移動に活躍するアイテム
飛行機やバスなど長時間利用する乗り物では、イヤイヤ期の子どもがいると大変です。泣き出すと、周囲の人にも迷惑がかかります。
できるだけトラブルなく子どもと楽しく過ごすには、事前の準備が大切です。飛行機なら、ビデオやゲームなど機内にも様々な遊びが用意されています。地上でアプリなどをダウンロードしておくのもよいアイデアです。
スマホの充電が続いている間は、子どもがゲームで遊んでくれます。年齢に応じた楽しめるアプリを探しておきましょう。
また、貼ってはがせるシールブックなどを持ち込むのもおすすめです。「バスや電車では特別に新しいシールブックで遊べる」という習慣をつくれば、子どもも乗り物に楽しいイメージを持ってくれるでしょう。
