真ん中っ子は寂しさを感じている?3人きょうだいの傾向と育児のコツ

真ん中っ子は寂しさを感じている?3人きょうだいの傾向と育児のコツ

男女で違う3人きょうだいの傾向

同じ3人きょうだいでも、男女の組み合わせで「きょうだい同士の関係」が違う傾向があります。間に挟まれる真ん中っ子の性格に注目しつつも、男女で違う3人きょうだいの傾向をチェックしましょう。

男男女の場合は上の子2人がライバルに

男男女きょうだいは、上の子2人がライバル関係を築きがちです。悪だくみをしたり共通の楽しみがあったりすると仲良くしているものの、ちょっとしたことでケンカを繰り広げることも珍しくありません。

末っ子にあたる長女は兄たちからすると「初めての女の子きょうだい」ということもあり、しっかりと面倒を見てくれる可能性が高いでしょう。長女が生まれるころには長男はある程度成長していますが、次男はまだ小さいままの家庭もあるかもしれません。

長女がちやほやされることに対して、やきもちを焼くこともあります。甘えさせてあげるだけでなく、妹に優しくしたときは「流石おにいちゃんだね!」とほめてあげましょう。

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同性は1番上と末っ子で仲良くなりがち

男男男や女女女などの同性きょうだいは、上の子と末っ子が仲良くなりがちです。仲がよいときは2人の世界をつくり、真ん中っ子が寂しい思いをすることもあるでしょう。反対に仲が悪いときは、真ん中っ子を取り込もうとすることもあります。

真ん中っ子は持ち前の容量のよさとコミュニケーション能力の高さで、上手く対応するかもしれません。しかし、ほかのきょうだい同士が仲良くしていることに孤独感を感じやすいため、ママが上手にフォローしてあげることが大切です。

きょうだい3人で仲良くできる遊びやアイデアを出すほか、真ん中っ子がぽつんと1人で過ごしているときはママが話を聞いたり遊んであげたりしましょう。

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真ん中っ子の育て方は?

真ん中っ子は、世渡り上手で空気が読めるため、表面的には寂しくないように見せてくることもあるでしょう。

しかし、真ん中っ子は、人一倍寂しさを感じやすいことを理解しておく必要があります。表面上のふるまいや表情から判断するのではなく、心の奥底をしっかり見てあげましょう。

たっぷりと愛情をかけるのが大切

ママは平等に愛してるつもりでも、真ん中っ子は「ほかのきょうだいばかり」と寂しさや嫉妬の気持ちを抱くことが多めです。気持ちを上手く表現できず、黙って我慢してしまうこともあります。

愛情不足を感じやすいからこそ、たっぷりと愛情をかけることが大切です。ときには真ん中っ子がママを独り占めできる日をつくり、一緒にやりたいことを叶えてあげましょう。

しっかり見ていることを伝えてあげることも重要です。些細なことでもほめてあげたり、下の子の面倒を見たら「いつも助かっているよ!」と感謝の気持ちを伝えたりと、言葉で愛情を表現してあげましょう。

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親に都合のよい言葉で叱らない

「お兄ちゃんなんだから」「お姉ちゃんなのに」など「生まれる順番」を持ち出して叱ってしまうと、子どもに深い心の傷を与えてしまうこともあります。

「ほかのきょうだいと比較する」ような叱り方も避けましょう。たとえ言葉にしていなくとも「できない子」と烙印を押されたように感じてしまい、自信を失ってしまいます。

親の都合のよい言葉を持ち出すことは、原因の改善になりません。叱るときは、なにが悪かったのか・どうすればよいのかの2点を具体的に示しましょう。

きょうだいの話を持ち出すときは、真似したらよいところをほめながら教えてあげるのがおすすめです。ほかのきょうだいのよさを実感し、尊敬しあえる関係を築けます。

真ん中っ子の我慢を理解してあげる

真ん中っ子は、成長していく上の子と甘えたい盛りの下の子に挟まれて育ちます。上の子ほど頼られず、下の子ほど甘えられるわけでもないことで我慢しがちです。

生まれたときは上の子がおり、下の子が産まれると早々に独り立ちすることが求められ、親の愛情を独り占めできません。「常に自分は我慢している」という感情を抱きやすいことを理解してあげましょう。

また、ほかのきょうだいと写っている写真ばかりで、1人で写っている写真がないこともしばしばです。成長したときのことを考えて、真ん中っ子だけが写っている写真を意識的に撮ってあげましょう。