洗濯物にティッシュが付くのはなぜ?

一緒に洗濯すると厄介なティッシュは、なぜ洗濯物にぴったりと貼り付くのでしょうか?
ティッシュの性質を知った上で、洗濯に入れないためのアイデアもチェックしましょう。
ティッシュの性質のせい
洗濯物にティッシュが貼り付くのは、ティッシュ本来の性質と関係しています。
肌に直接当てて使うティッシュは、肌触りのよさを実現するために、およそ「0.04mm」と非常に薄く柔らかく作られているのです。
そのため、静電気が起こりやすく、洗濯物に付くと乾燥させてもなかなか取り除けません。薄く柔らかいため、洗濯することで細かく裂けやすいことも、全体に付着する理由です。
ティッシュを洗濯しないための予防策
1度、洗濯物に付いたティッシュを取り除くのは一苦労です。そこで、洗濯機にティッシュを入れない工夫や、万が一入れたとしてもばらばらにならない工夫をしておくことも重要です。
まずは、基本的なことですが「洗濯前のチェックを習慣化」します。
脱いだ服を洗濯かごに入れる前に、ポケットの中を家族それぞれに確認してもらうのです。
洗濯機に投入する前にもう1度確認すれば、さらにティッシュが入るのを防ぎやすくなります。
この際、ティッシュ用の小さなごみ箱を洗濯かごの周辺に設置しておくと、自然な流れでポケット内を確認する流れをつくりやすいでしょう。
また、洗濯機に入ったとしても「ティッシュケース」に入れてあれば、全体に散らばるのを防げます。
実は重要!洗濯機のお手入れ方法

洗濯物とティッシュを一緒に洗うと、洗濯槽やフィルターにティッシュが残っている可能性があります。
そのまま次の洗濯をすると、残っているティッシュが再び洗濯物に付着することがあるのです。
ティッシュを一緒に洗濯してしまったあとは、洗濯機のお手入れも必ず実施しましょう。
縦型洗濯機の場合
自宅の洗濯機が縦型の場合には、まず水を最大までため、ティッシュが浮いてくるまで約2分間洗濯機を回します。
ティッシュが浮いてきたら、網を使ってすくい取りましょう。
この工程をティッシュが浮いてこなくなるまで繰り返してから脱水します。ここまでで取り除けるのは洗濯槽に残っているティッシュです。
フィルターにもティッシュが残っていることがあるため、最後に忘れずフィルターも掃除しましょう。
ドラム式洗濯機の場合
ドラム式洗濯機の掃除をするときには、まずドラムの中にティッシュが残っていないかを確認します。
同時に、ホースやフィルターに詰まりが発生していないかもチェックしましょう。
その上で、「槽洗浄コース」を利用します。終了すると洗濯槽に残っていたティッシュがフィルターにたまるため、掃除をしましょう。
ドラムの中も確認し、ティッシュがまだ残っているようなら、なくなるまで掃除の工程を繰り返せば完了です。
