新生児と呼ぶのはいつまで?この時期の体の成長や過ごし方

新生児と呼ぶのはいつまで?この時期の体の成長や過ごし方

1日の過ごし方

1日の過ごし方にも、新生児ならではの特徴があります。お世話の参考にするためにも、授乳・排泄・睡眠に見られる特徴を把握しておきましょう。

授乳の間隔

新生児の授乳のリズムは、「1日に8~10回・3時間おきに与える」のが一般的です。とはいえ、個人差があるため、さほど神経質になる必要はありません。

「1回あたりの母乳の量」や「赤ちゃんがちゃんとおっぱいを吸えているかどうか」を観察しましょう。赤ちゃんの体重の変化や排泄の状態でも、判断できます。

口を開けて顔を動かしたり、手や指をしゃぶったり、ささやくような小さな声を出したりしているときはミルクをほしがっているサインです。

平均的な回数や時間はあくまで目安とし、赤ちゃんがお腹を空かせていれば量と間隔を調整しながら授乳しましょう。

おしっこ、うんちの回数

新生児は、「1日に15~20回」のおしっこをします。さほど量は多くなく、正常であれば色は「透明」や「黄色」「茶色」です。汗を大量にかく夏場は成分濃度が高まり、濃い色になることがあるでしょう。

うんちも個人差はありますが、「1日に5~10回」ほどします。生後1カ月までは腸が未発達のため便を貯めることができず、頻繁に排出するのです。

新生児のうんちは、たった数日の間に見た目に変化が現れます。生後24時間以内に2・3回するのは、羊水や腸の分泌物がもとになった、黒褐色や緑色のねばついたうんちです。

母乳やミルクが始まると、水っぽい緑や黄色のうんちとなり、3~5日すると黄色がかったうんちをするようになります。

睡眠時間

新生児の睡眠時間は1回につき「3~5時間」、1日の合計は「約15~18時間」が平均です。1日中ほとんど寝て過ごしているといっても過言ではありません。

新生児の赤ちゃんに昼と夜の区別はなく、時間帯に関係なく2~3時間おきに目を覚まします。世の多くのママが睡眠不足に悩むのは、このためです。成長するにつれて徐々に昼と夜の区別がつくようになり、「昼に活動して夜眠る」サイクルに変化します。

新生児の育児で大変なことは?

新生児の育児には、多くのママ・パパが悩まされます。特に、初めての育児の場合は「周囲の赤ちゃんの話を聞いて、我が子と比べて不安になる」というのもよくあることです。

「育児を大変に感じているのは自分たちだけではない」と気づくと、気分が少し楽になるでしょう。新生児の育児のなかでも、特に大変だとされていることを三つ紹介します。

なかなか寝てくれない

「新生児がなかなか寝てくれず、昼も夜も休めない」という経験をしたママ・パパは多いものです。新生児の眠りは浅い「レム睡眠」がほとんどであるため、ほんの少しの違和感で目を覚ましてしまいます。

抱っこしている間に寝入った赤ちゃんをベッドにそっとおろそうとすると、とたんに目を覚ましてしまう現象は、新生児あるあるです。人肌から離れたことを感じ取ったり、ほんの少しの物音を聞きとったりすることで、パッチリ目を覚まします。

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慣れないオムツ替え

新生児は排泄する回数が多く、1日に何度もオムツ替えすることになります。あたふたしつつも何とか完成したオムツを、あっという間に交換することになり残念な気分になることも多いでしょう。

赤ちゃんがバタバタと動いたり、水っぽく緩いうんちが流れたりというアクシデントも多く、慣れないうちはなかなか手際よくオムツ替えができません。排泄物で汚れるとその都度衣類を交換することにもなるため、オムツ替えは想像以上に大変です。

泣いている理由がわからない

新生児は当然ながら言葉で意思疎通が取れないため、どんなケースでも泣くことで自分を主張します。周囲の大人が赤ちゃんのメッセージを読み取る必要がありますが、どうしても泣いている理由がわからないシチュエーションも多々あるものです。

「オムツ替えしてもダメ」「ミルクをあげてもダメ」「抱っこしてもダメ」となると、初めて育児をするママ・パパが途方に暮れるのも無理ありません。

「泣きたいのはこっちだよ!」とイライラしたり、「我が子なのになんでわかってあげられないの?」と自分を責めたりするママ・パパはたくさんいます。頑張り過ぎず、気持ちにゆとりをもって育児するとよいでしょう。

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