もしかしてモラハラ男?と思ったら。特徴と対処方法をチェック

もしかしてモラハラ男?と思ったら。特徴と対処方法をチェック

モラハラ男になる原因

モラハラ男には、今の人格を形成することになった何らかの原因があります。何がモラハラ男を生み出すのか、背景に注目してみましょう。

自分に自信がない

モラハラ男は「自分が常に正しい」といわんばかりの振る舞いをしますが、その実、自分に自信がないという人が多い傾向です。

「自分が他の人より劣っているかもしれない」と考えているからこそ、他人を傷つけることで、自分の方が優れていると思い込もうとしているのかもしれませんね。

自己肯定感が低く、モラハラをしているときには優越感を得られるという負のループに陥り、やめられなくなってしまうのです。

ストレスが蓄積している

自分の感情を自分でコントロールできない人は、ストレス発散も苦手な傾向にあります。妻や家族など、周囲にいる親しい人にモラハラという形で八つ当たりをすることで、気分をスッキリさせようとします。

このとき、八つ当たりの対象に選んでいるのは身近な人のなかでも、自分が優位に立てて、逆らってこない弱い立場の人であることが多いでしょう。

モラハラのある環境で育った

家庭環境が原因でモラハラ男になるタイプもいます。例えば、父親が母親に対してモラハラをしている現場を見ていたり、自分自身がモラハラの被害者になっていたりという経験があるのです。

モラハラが日常化している家庭で育つと、いつしか感覚がマヒし、価値観が歪んできます。「きつい言動は愛情の証」「本人のためを思ってしつけをしているだけ」と、無意識にモラハラを肯定してしまうケースも考えられます。

この場合、自分がモラハラをしているという自覚はない可能性が高いでしょう。

モラハラ男の対処方法を知っておこう

モラハラ男から身を守るためには、モラハラ男に対する正しい対処方法を身に付ける必要があります。

「自分が我慢すればいい」といったネガティブな考えは捨て、現状を打開するために具体的な行動を起こしましょう。

まずはモラハラを自覚させる

まずやるべきことは、自分の言動が人を傷つけていることを自覚してもらうため、「モラハラである」事実をはっきり伝えることです。

モラハラ男のなかには、自分の言動がモラハラに該当していることに、気づいてすらいないことも多々あります。現実に向き合ってもらうためには、できるだけ具体的に会話することが効果的です。

モラハラ男のどのような言動がモラハラといえるのか、モラハラによって自分がどのような気持ちになったかを言いましょう。そして、今後はモラハラを止めて自制してほしいと忘れずに伝えます。

相手にしないで受け流そう

モラハラ男がモラハラをするのは、相手から何らかの反応を引き出して優越感を得たり、ストレスを発散させたりするためである場合もあります。

そのため、モラハラな言動に対して真正面から受け止めるのではなく、適度に受け流してしまうとよいでしょう。

モラハラで恐怖を擦りこまれていると、最初のうちは受け流すことも難しいものです。うまく受け流せなくても、心の中で「あまり気にしないでおこう」と思うことから始めてみるとよいでしょう。

「自分の思ったように相手をコントロールできない」ことを知れば、モラハラの頻度が下がる可能性もあるのです。

1人で悩まず周囲に相談しよう

モラハラを受けた場合には、1人で悩まずに実家や友人など、信頼できる人に相談しましょう。自分だけで何とかしようとしても、時間がたつほどストレスが蓄積したり、どんどん視野が狭くなったり、身動きが取れなくなります。

できるだけ状況を早く改善するためにも、積極的に協力者を求めましょう。

モラハラを受けていることを周囲に信じてもらえなさそうであれば、カウンセリングや医療機関など、冷静で客観的な判断が下せる第三者を探すのも手です。