子どものしつけはいつから?きちんと伝わるしつけ方のポイントも

子どものしつけはいつから?きちんと伝わるしつけ方のポイントも

子どものしつけで大事なこと

子どもをしつけるうえで多くのママ・パパが気になっているのは、しつけの方法ではないでしょうか?子どもを甘やかしては本人のためにならないものの、「1歩間違えれば子どもを傷つけることになるのではないか」と不安に思う人もいるかもしれません。

子どものしつけで大事なことは何なのか、ここでしっかり押さえておきましょう。

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厳しすぎるのはNG

「子どもにはルールを守るよい子になってほしい」と思うあまり厳しいしつけを擦る家庭もありますが、あまりに厳しすぎるしつけは子どものためになりません。

特に、子どもの人格を否定したり、力で押さえつけたりするようなやり方は避けましょう。「子どもを親の思い通りに動かすための教育」は、しつけではありません。子どもにルールから外れた行動や言葉が現れたら、感情的にならず理性的に言葉で言い聞かせましょう。

大人の感情のままに暴力をふるったり、子どもの存在を無視したりすることは、子どもの心に大きな傷をつくることになります。

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信頼関係があることが前提

しつけでは、親子間で固い信頼関係があることが前提です。子どもに話しかけ、褒めて肯定してあげることは、子どもにとって「自分を受け止めてもらえた」という貴重な体験となります。

パパ・ママから愛情を受けた赤ちゃんは「親はどんなときでも助けてくれる」「自分を認めてくれる」ということを学ぶのです。親は安心できる存在だと認識し、信頼を寄せた子どもは「今度は自分がパパ・ママを喜ばせたい」と考えます。

子どもが成長して自我が芽生え、達成と自立の欲求が出てきたときにも、パパとママのしつけを受け入れるようになるでしょう。両親の思いを汲んで、やってよいことと悪いことに線引きをするようになります。

一貫性をもって行うこと

しつけをするときのコツは、一貫性をもつことです。「ダメなものはたった1度することもいけないこと」だと教えましょう。

たとえば、ご飯の前のおやつや、夜更かしして遊ぶことを一貫したしつけをして禁止していなければ、「前はいいって言ったのに!」「どうしてダメな日があるの?」と子どもは理解できず怒りだします。

パパとママのしつけに違いがあるのもよくありません。「パパはいいっていったのに」といった具合に、子どもが混乱する原因です。言うことが人によってコロコロ変わると、子どもは大人を信用できません。

子どもにとって、大人のしつけは道しるべだといえます。大人がブレることなく、しっかりした意見をもって言い聞かせましょう。

子どもに伝わるしつけ方

ママ・パパがどんなに理想通りのしつけをしようとしても、子ども相手ではなかなかうまくいくものではありません。

子どもにいくら言い聞かせても言うことを聞かず、「しつけが間違っているのかも」と落ち込むこともあるでしょう。子どもにちゃんと伝わるしつけをするためには、以下のポイントを守ることがコツです。

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否定的な言葉は使わない

子どもをしつけるときには「否定的な言葉」を使わないようにしましょう。「やらないでね」より「やってね」の方が、子どもがすんなり言うことを聞いてくれることが多くなります。

子どもが高いところに登ってしまったときには「登らないで」よりも「降りてほしい」といった方がよいでしょう。行動を否定すると子どもは嫌な気持ちになるため、「具体的にやってほしいこと」を伝えるのです。

さらに「高いところから落ちるとケガをして血が出るよ、痛い思いをしないために降りようね」と伝えれば、子どもは悪い行動を続けた先のイメージも持てるため、なぜダメなのかが理解しやすくなります。

頭ごなしに命令しない

しつけの際に頭ごなしの命令をすると、子どもは反発心を抱きます。「こうしなさい」よりも「こうしようか」と、提案するように伝えてみましょう。

子ども自身も「大人の言うことを聞くのではなく、あくまで自分の意思で行動をするのだ」と感じられれば、素直に提案を受け入れてくれます。

好き嫌いをする子には「野菜を食べると強くなれるよ、野菜を食べてみよう」と言ったり、着替えをせずぐずる子には「早めに着替えたら早く公園で遊べるよ、着替え頑張ろうか」と励ましたりして行動を促すのが有効です。

できたことを褒めてあげる

しつけをした結果、子どもが行動できたら褒めてあげることも大切にしましょう。できなかったことを叱るしつけは、子どもがその場しのぎに嫌々行動するようになる原因です。

「お片付けできてえらいね」「おかげでママもパパも助かったよ」という言葉は、子どものやる気を育てます。自分の行動が大好きなママ・パパに喜ばれると学べば、今後も自主的に動くようになるはずです。

やることを具体的に伝える

子どもは、まだまだ言葉の細かなニュアンスを汲み取ることはできません。やるべきことは、具体的に伝えましょう。

たとえば「ちゃんと食べてね」「きちんと手を洗ってね」という言葉の「ちゃんと」「きちんと」は、子どもにとってあいまいでわかりにくい表現です。

「お野菜も残さず食べてね」「石鹸を指の先までつけて、ごしごし10秒洗ってね」と伝えると、子どもはどう行動すればよいのか瞬時にわかります。「対象となるものの名前や数字を出す」と、子どももイメージしやすいためおすすめです。