子どものしつけはいつから?きちんと伝わるしつけ方のポイントも

子どものしつけはいつから?きちんと伝わるしつけ方のポイントも

叱ることが必要になる場面もある

しつけをする際には、冷静に諭すような指導ができれば、大人も子どもも負担が少ないでしょう。しかし、どうしても叱ることが必要になる場面もあります。

ママ・パパは「叱ってしまった」と自分を責めるのではなく、いつ、どんなときなら叱る必要があるのかを覚えておき、しつけの線引きをすることが大切です。

危険な行為をしたとき

子どもが刃物で遊んだり、道路に飛び出したりと命を危険にさらすような行動をしたときには、その場ですぐに叱りましょう。

大人が本気でしつけていること、やってはいけない行動だったことをその場でしっかり理解させるのです。叱るときには、その場で行動を止めさせて子どもに向き合い、落ち着いて伝えます。

子ども自身も突然のことに驚いて、興奮しているかもしれません。話を聞いてくれる精神状態になるまで、怒ることなく待ってあげることは必要です。「なぜ危険なことなのか」「これからどうしてほしいのか」を子どもが理解できるように説明しましょう。

大事な約束を守らなかったとき

子どもが大事な約束を守らなかったときも、叱ってよい場面です。たとえば、以前子どもが危険な行動をした結果、「もう刃物は触らない」「道路に飛び出さない」と約束したとします。

このときは危険だという理由をすでに説明しているため、叱ったとしても子どもは理由をわかっているでしょう。「危険だといったはずだよね、なんで約束を破ったの?」と叱ると、反省の気持ちをもちます。

ただし、約束した内容の重要度によって、「叱る度合」は調節しましょう。些細な約束で子どもがうっかり忘れてしまったという場合は、注意だけに留めてOKです。「約束は守った方がよい」ということは忘れず教えましょう。

まとめ

将来、社会でうまく生活するためには、赤ちゃんのころからのしつけが大切です。しつけの土台は0歳からすでにスタートしています。しつけで重要なことは、親子で信頼関係を築くことです。厳しくしすぎず、一貫性をもって行いましょう。

子どもの行動を否定したり命令したりせず、褒めて具体的な行動を促すのが効果的です。ときには、子どもの危機を防ぐために叱ることもしながら、子どものためを思ったしつけをしましょう。