簡単にできるフローリング掃除。基本から汚れ別の掃除方法を伝授

簡単にできるフローリング掃除。基本から汚れ別の掃除方法を伝授

フローリングをきれいに保つためのコツ

同じ築年数の家で、似たような暮らしをしていても、フローリングの汚れや傷み具合に差が出てくることがあります。

「汚れやすいかも…」という場合は、見直すべき部分があるのかもしれません。最後に、フローリング生活の注意点について確認しておきましょう。

フロアワイパーでササっと毎日掃除

フロアワイパーでのホコリ取りは、できるだけまめに行いましょう。「家中フローリングで範囲が広すぎる!」というのであれば、場所を限定して掃除するのがおすすめです。

汚れやすいリビングやダイニングだけでも毎日掃除しておけば、ホコリによるこびりつき汚れもつきにくくなります。掃除機をかけるのは、週に2~3回くらいでもかまいません。

定期的にワックスをかける

フローリングは「定期的なワックスがけ」で、きれいな状態を保ちやすくなります。フローリング表面に薄く膜が張ることでツヤが出て、汚れがつきにくくなるのです。

ワックスを雑巾に染み込ませてから軽く絞り、ムラにならないように薄く均一に伸ばしましょう。よく乾燥させる必要があるため、「晴れた日に窓を開けて行う」のが基本です。

なお、ワックスがけの頻度は「半年~1年に1度」が目安とされています。2~3年に1度は専用の「はく離剤」を使ってワックスを剥がして塗り直すと、ワックスに蓄積した汚れが取れて黒ずみもなくなるでしょう。

はく離剤を使う際には、ワックスがとけきらないうちに強くこすったり、必要以上に時間をおいたりするとフローリングを傷める原因になるため注意が必要です。

重曹を使うとワックスが剥がれる可能性がある

家の掃除に「重曹」を使っている人も多いでしょう。重曹は油汚れに強く、キッチン周りで大活躍します。しかし、フローリング掃除への使用は避けた方が賢明です。

アルカリ性の重曹を使うと、汚れだけではなくワックスまで剥がしてしまうかもしれません。むき出しのフローリングは汚れが染み込みやすいうえ、落としにくくなってしまいます。

ダメージを与えないように注意する

長く使えば物が傷むのは当然のことですが、できれば新品のきれいさをキープしたいものです。日常生活のなかでほんの少し気をつけるだけでも、フローリングのダメージは軽減できます。

フローリングは水分に弱いため、水拭きは「週に1度」くらいで十分です。観葉植物の周りや窓の結露などにも注意を払い、水分が落ちたらすぐに拭き取るようにしましょう。

熱にも弱いため、「遮光カーテン」を利用して日光を避けたり、ホットカーペットの下に「断熱マット」を敷いたりといった対策もおすすめです。

家具の脚と床の間には「クッション材」を挟むようにして、掃除や模様替えをするときには家具を引きずらないように十分注意しましょう。

まとめ

視界に入りやすいフローリングは、なるべくきれいにしておきたい場所です。とりわけ幼い子どもがいる場合は、床に転がって遊ぶことも多いため、汚れやゴミが気になるでしょう。

きれいを保つコツは、毎日の簡単な掃除を続けることです。まめに掃除しておけば、落としにくい黒ずみやカビ汚れを未然に防げます。帰ってきたときに「気持ちがいいな」と安らげる家になるよう、フローリングをいつもきれいにしておきましょう。