嫁姑問題を解決するには

最初から仲が悪いわけではなかったり、何らかの誤解があったりする場合、嫁姑の関係を修復できる余地は十分にあるでしょう。もしかしたら、お互いの気持ちが見えなくなっているだけかもしれません。
できる限りよい関係を保ちたいと感じているのであれば、解決方法をいろいろと試してみる価値はあります。嫁姑問題を解決する方法を見ていきましょう。
夫の協力が不可欠
嫁姑問題が悪化すると、当事者同士だけで解決することは困難です。夫は、姑と嫁を結び付ける存在なので、協力してもらうとうまくいくことがあります。
夫にとって、自分の母と妻の折り合いが悪くて困るのは自分です。何もしなければ夫婦関係が悪くなる恐れもあります。嫁姑の関係修復は夫の利益にもなることなので、ぜひ協力してもらいましょう。
夫が親離れできていないタイプだと、問題は悪化する一方です。どちらかの肩を持つことなく「公平な態度」を取ってもらうだけでも、事態の悪化を防げます。
嫁から姑に対し、言いづらい意見を言わなければならないときは「嫁がこう言っている」という言い方ではなく、夫婦両方の意思であることを伝えてもらうとよいでしょう。
思っていることを打ち明ける
心の中で「嫌だなあ」と思っているだけでは、相手に伝わりません。どうしても受け入れられないことは、できないと伝えましょう。嫌なことややめてほしいことを、悪気がなくやっている場合もあるので、話し合いが大切です。
相手が嫌がっていることを分かっていて、嫌味を言ったり嫌がらせをしたりする人もいます。遠慮していると、状況が悪化するかもしれません。言われっぱなしではなく、自分の思っていることを伝えるようにしましょう。
同居を解消する・距離を置く
お互いに努力しても関係が改善しない場合は、一緒にいても苦痛が増すばかりです。姑の方も、一緒に暮らすことに対し限界を感じ、大きなストレスを抱えているかもしれません。
どうしてもうまくいかない場合は同居を解消し、物理的な距離を置いて解決することも視野に入れましょう。離れてみたら、あらが目立たなくなり「適度な距離」で付き合える可能性があります。
負担がかかりすぎる日々を続けるのではなく、どうしたらお互いが幸せになれるかを考え、よく話し合って決めることが大事です。
どうしても姑とうまくいかないなら

夫に協力してもらい姑とよく話し合うようにしても、どうしても関係が改善しない場合もあります。姑との関係に行き詰まってしまったときの、対処方法を見ていきましょう。
スルースキルを身に付ける
姑から嫌味やお小言を言われたら、適度にスルーする方法を身に付けましょう。「そうですか?」「そんなことありました?」という感じで、軽く流すことがおすすめです。
毎日、口論になるような関係では疲れ切ってしまいます。かといって、どちらかが一方的に我慢をする関係も長続きしません。言われたことを正面から受け止めないようにすれば、精神的な消耗を防げます。
嫌味を言われたからお返しに嫌がることをする、というように争いを続けていては、いっこうにギスギスした関係から抜け出せないためおすすめしません。
1人でため込まない
誰にも言わず1人で気持ちをため込んでいると、余計に落ち込んでしまいます。ストレスがかかりすぎると、気持ちをうまく発散できないことがあるでしょう。
家庭の問題をよそで話すのは、気が引けると思う人もいるかもしれませんが、友人などに打ち明けてみるのも手です。意外と同じような苦労をしている人が多いことが分かり、ホッとすることがあります。
よくある話として笑っているうちに、嫌な気持ちが薄れてくるでしょう。気軽に話せる相手がいない場合、子育てサークルや習い事などで交友関係を広げると効果的です。
趣味や好きなことを楽しむ
夢中になれることがあるときは、悩んでいることを忘れられるものです。気持ちが沈むときは、趣味に打ち込んだり、好きなことをしたりして時間を過ごしましょう。
1人カラオケや贅沢なスイーツを楽しむなど、些細なことで構わないので「自分なりのストレス解消法」を見つけることで、気持ちが楽になります。
嫌なことがあっても、後で自分にご褒美をあげようと思えば、乗り切れることは少なくありません。「日常の中で無理なく実践できる楽しみ」を、見つけるようにしましょう。
