なぜ9月21日が特別な日なの? 「衝」の現象を解説
2025年9月21日は、土星が「衝(しょう)」という天文学的な現象を迎えます。
衝の現象や、観測のコツを詳しくご紹介します。
衝の天文学的意味と仕組み
「衝」とは、惑星が地球と太陽の真反対に位置する現象です。
2025年9月21日は土星が衝を迎えることから、太陽、地球、土星がほぼ一直線に並びます。
衝のときの土星は地球から最も近い位置に来るため、明るさも大きさも最大です。
土星の存在感は一際強くなり、天体望遠鏡や双眼鏡を持っていなくても、肉眼でその存在をしっかりと確認できます。
衝の前後の時期の土星が見られるのは、日の入りの頃の東の空です。
その後土星は真夜中に南中して西の空に沈むため、一晩中土星の姿を見ることができます。
参考:土星が見頃(2025年9月) | 国立天文台(NAOJ)
参考:2025年の惑星の衝:惑星が観測好機となります|Star Walk
土星を観測するときのポイント
土星を観測するときは、以下のポイントに注意しましょう。
- 周囲が開けていて、灯が少ない場所で観測する
- 10分くらい明るいものを見るのを避け、目を暗闇に慣らす
- 望遠鏡や双眼鏡を使う
- 天体観測アプリを活用する
衝のときの土星の明るさは0.6等級に達し、肉眼でも見えます。
とはいえ土星の姿をよく見たいなら、望遠鏡や双眼鏡を準備するのがおすすめです。
また天体観測アプリを使えば、土星が昇る時間、沈む時間、最も見やすい時刻などの情報を得られます。
天体観測中は土星の正確な位置を把握したいときに役立つため、スマホなどにインストールしておくとよいでしょう。
土星の衝は1年に1回見るチャンスがありますが、2025年はリング消失現象のタイミングと重なっています。
土星の環は非常に細くなっており、私たちが通常イメージする土星とは異なる姿が見られるのがポイントです。
参考:土星が見頃(2024年9月) | 国立天文台(NAOJ)
参考:天体観測のポイントと注意事項 -保護者の方へ 必ずお読みください- | ケンコー・トキナー
まとめ
2025年9月21日は土星の衝が発生します。毎年見られる現象ではありますが、今年は土星の環が細くなる年です。
ぜひ望遠鏡や双眼鏡を準備して、天体観測に挑戦しましょう。
また11月は、土星の環が見えなくなるという15年に1度のイベントも控えています。
天体観測に興味を持ったご家庭は、ぜひ11月のイベントもチェックしてみてくださいね!
文/カワサキカオリ

