
東京・両国で開催される大相撲九月場所、9月20日(日)の七日目に、リオデジャネイロ五輪金メダリスト・元競泳日本代表の萩野公介がゲスト解説を務めることが分かった。
■競泳選手としての視点も交えて力士の技や駆け引きに注目
萩野は、個人メドレーで世界の頂点に立ち、日本競泳界をけん引してきたトップアスリート。現役引退後もスポーツ解説や普及活動に積極的に取り組んでおり、今回、「ABEMA」大相撲のゲスト解説に初登場する。
子どもの頃から相撲に親しんできたという萩野は、競泳選手としての視点も交えて力士の技や駆け引きに注目。「大相撲は、立ち合いから得意な形があり、右差しや押し相撲など力士ごとに個性が出るのが面白い」とコメントしている。
■萩野公介コメント
――大相撲を“ゲスト解説”するお話を聞いたとき、率直にどんな気持ちになりましたか?
率直に、とても嬉しかったです。日本の国技である大相撲に関わるお仕事をいただけるなんて夢にも思っていませんでしたし、子どもの頃から親しんでいた競技なので、本当に光栄に感じています。
――競泳選手としてのご経験から、相撲のどんな部分に特に注目してしまいそうですか?
競泳はタイムを競う種目で、コースロープに区切られた中で泳ぐため、基本的に相手に邪魔されることはありません。一方で大相撲は、立ち合いから得意な形があり、右差しや押し相撲など力士ごとに個性が出るのが面白いと感じています。取り組みごとに「この力士は得意技がこうだから、立ち合いではまずこう動くだろう」と想像しながら観るのが好きなので、今回の解説ではプロの方のお話を伺いながら、その駆け引きに特に注目したいです。
――子どもの頃や現役時代に、大相撲を観て心に残っている取組や力士はいますか?
子どもの頃に観た取組の中では、2002年秋場所の貴乃花関と朝青龍関の一番が特に印象に残っています。現役時代に心に残っている力士としては、大学時代からお世話になっている御嶽海関を挙げたいです。

