■検証その2 窓の「サッシ」

続いては、窓のサッシにある水アカを落としていきます。わかりやすいように黒のテープを貼って印を付け、左半分を重曹で、右半分をクエン酸で磨いていきます。

重曹で磨き終えた様子がこちら。強くこびりついた汚れは落とせませんでしたが、おおよそきれいになっていることがわかります。

クエン酸で磨くと、このような結果に。左右を見比べても、汚れの落ち具合にほとんど違いは感じられません……。アルミ製のサッシに対しては、重曹とクエン酸、どちらを使ってもよさそうですね!
■検証その3 キッチンシンクの「水アカ」

キッチンシンクや洗面所のやっかいな水アカ。ここでも、左半分は重曹を、右半分はクエン酸を使って磨いていきます。

重曹で磨いた後の様子がこちら。水アカがしっかり取れ、写真ではわかりづらいですが、うっすらとした黄ばみも落ちていることがわかります。

こちらはクエン酸で磨いた後の様子。ここで気づいたことは、重曹で磨いた左半分には細かい傷が無数に付いており、クエン酸で磨いた右半分はとても滑らかな表面に仕上がっていることです。
後々知ったのですが、重曹は研磨剤として使用することもあり、ステンレス製のシンクに使うと傷が付いてしまうとのこと。汚れを落としても、傷を付けてしまっては意味がないので、キッチンシンクを重曹で洗うのは避けた方がよいでしょう。水回りの掃除には、クエン酸が向いているということがよくわかりました。
油汚れには重曹を、水回りの汚れにはクエン酸を使うという噂は本当の様子。中でも重曹はさまざまな汚れに効果的ですが、ステンレス製のものを洗う時は注意が必要です。あなたも、食器用洗剤よりコスパに優れる重曹とクエン酸を使い、家中をピカピカに掃除してみてはいかがでしょうか?
(吉田リオカ+どてらい堂)
