「鬼がくるよ!」つい言っていませんか?子どもが怖がる“脅し言葉”→正しい伝え方を小児科医が解説!

「鬼がくるよ!」つい言っていませんか?子どもが怖がる“脅し言葉”→正しい伝え方を小児科医が解説!

3児のママで小児科医、高円寺こどもクリニック院長の保田典子先生に「脅す育児」について教えていただきました。


こんにちは。小児科医の保田典子です。今回は「脅すような親の言葉」について。子どもに言うことを聞いてもらいたいため、使ってしまいがちな「脅し言葉」と「脅す育児」について考えてみたいと思います。

やりがちな「脅し言葉」

よく親御さんたちが使いがちな「脅し言葉」として、たとえば「オバケがくるよ! 鬼さんがくるよ!」だったり、「勝手にしなさい! バイバイ!」と言って、子どもを置いていこうとするようなものがあります。


このように「何かをしなかったら(したら)怖いことが起こる」という「脅し言葉」や、子どもを突き放すような言葉を、つい使ってしまう親御さんも多いのではないでしょうか。このような言葉をなぜ使ってはいけないか、考えていきましょう。

「オバケがくるよ!」恐怖で行動を促しても長続きしません

人が行動をする動機として、「快を求める」か、「不快を避ける」パターンがあります。持続可能な方法は「快を求める」行動なので、鬼がくるという不快を避けるための行動は長続きしない可能性があります。


子どもがごはんを食べない、着替えてくれないといったとき、「ごはんを食べないと鬼がくるよ!」「着替えないとオバケくるよ!」などと言うのは、子どもに恐怖心を植え付けるという意味でも良くないですが、結局「長続きしないしつけ」になってしまうので、親の狙いすら達成できなくなってしまいます。

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